「これは本当なのか?」Qアノン、極右団体の反応 バイデン氏就任に

Ted S. Warren / AP Photo

 1月20日にジョセフ・バイデン新大統領が就任して、アメリカの雰囲気は1日でガラリと変わった。というのも、1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件の後、アメリカ国民の多くはバイデン氏が就任宣誓を行うまで、トランプ前大統領が何かまた騒ぎを起こすのではないかと気が気でなく、20日まで毎日何もないように願っていた。トランプ氏がフロリダに向かって去りバイデン大統領が就任宣誓すると、明るい気持ちになったというコメントがツイッターやニュースでも目立った。

◆バイデン氏就任でQアノンに衝撃
 アメリカが新大統領就任のお祭りムードに包まれる一方で、バイデン氏の大統領就任が何らかの形で阻止され、トランプ氏が再び大統領に就任することを信じていたQアノンのフォロワーたちは、その願いを打ち砕かれて意気消沈しているようだ。

 Qアノンは「民主党やハリウッドセレブは悪魔崇拝を行う小児性愛病者」などの陰謀説を唱えるグループだ。CNNによると、20日にバイデン大統領は就任せず、トランプ前大統領が現れて戒厳令を敷き、これらの人々を一斉検挙して事によっては処刑する「ザ・ストーム(The Storm)」というイベントが行われると固く信じて待ち構えていたという。もちろん現実の世界ではそんなことが起こるはずはなく、バイデン新大統領の就任宣誓式とそれに伴うイベントは盛大かつ無事に終わった。

 同記事によると、待ち構えていたイベントが起こらなかったことで、Qアノン信者が集まるテレグラムなどのソーシャルメディアサイトでは「妄想」を打ち砕かれた熱心なフォロワーが戸惑い、嘆く様子が見られたという。

Text by 川島 実佳

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