闇サイトに「ワクチン売ります」 フィッシング詐欺など犯罪多発

Francisco Seco / AP Photo

 新型コロナウイルスのワクチン接種が各国で始まったが、医療従事者や高齢者などを優先接種していることから、ワクチンが広く行き渡るにはかなりの時間がかかると見られている。そのようななか、早く接種したいという人々の気持ちに付け込むワクチン詐欺や犯罪が世界に広がっている。

◆闇の犯罪行為、ネットのワクチン取引大盛況
 ワクチンが売られているのは、一般人が利用するインターネットと同時に存在する、多くの人が知らない闇の世界だ。ダーク・ウェブ、ダーク・ネット、ディープ・ネットとも呼ばれ、匿名でほぼ痕跡を残さずネットサーフィンができる。武器商人、小児愛者、テロリスト、サイバー犯罪者が集まる場所でもある(オンライン紙「タイムズ・オブ・イスラエル」)。

 フィナンシャル・タイムズ紙(FT)によれば、「二重包装パッケージによる『ステルス』配送」をうたい文句に、ワクチンを250ドル(約2万6000円)で販売する業者が確認されている。ほかにも中国シノファーム、シノバック製のワクチン2回分をビットコイン払いの750ドル(約7万8000円)で販売する業者もいたということだ。

Text by 山川 真智子

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