ヨーロッパ人、「自宅待機」で何してる? スイスは「おひとりさま」スポーツが人気
◆ドイツ 家の手入れなども
オンラインストア用のクーポンを配布するPicodiが、ネットユーザーの3月のグーグル検索状況を分析して、コロナ禍のドイツで人気が集まっている趣味のランキングを発表した。
トップ10は、以下の通り。①オンラインコース ②家でスポーツ ③ポッドキャスト ④コンピュータゲーム ⑤園芸 ⑥ゲーム(パズル、チェスなど) ⑦テレビシリーズ ⑧手芸 ⑨DIY ⑩読書
また、ドイツのテレビ局RTLの調査結果を見ると、コロナ禍で、ドイツの人たちが家でどんなことにより多くの時間を費やすようになったのかがうかがえる。
52% テレビ、コンピュータ、携帯電話
52% 家(たとえば掃除など)、ベランダ、庭の手入れ
42% 親しい人たち(家族や友人)と電話、メール、スカイプで連絡
33% 事務処理
33% 家族と過ごす
28% 読書
24% 家または外で一人で運動
22% 料理やお菓子作り
16% 趣味(新しい趣味に挑戦することも含む)
15% オンラインショッピング
6% ほかの人を助ける
◆スイス 「おひとりさま」スポーツが人気
Digitec-Galaxusというスイス最大のオンラインショップでは、目下、以下のような商品が売れ筋となっている(watson)。
●フィットネス用品
●ノート型パソコンや、テレワークのためのアクセサリー用品
●ベランダでの園芸用の土
●(子供の遊びのための)砂場の枠
●ボードゲーム
フィットネス用品は、昨年の同時期に比べて5倍も売れているという。とくに売れているのは、ケトルベル(筋力トレーニング用の器具)、縄跳びの縄、腹筋トレーニング器具(腹筋ベンチなど)、ヨガマット、ダンベルなどだという。
また、スイスは野山が豊富でアクセスしやすいこともありハイキングが盛んだが、普段はハイキングをしない人もコロナ禍でリフレッシュしようと、いまハイカーが増えている。そのため同オンラインショップでも、ハイキングシューズの売れ行きが伸びている。なお、全国スイスハイキングコース協会は、一人または同居者二人でのハイキングを勧めている(6人以上は、緊急事態措置で禁止となっている)。