陽性でも無症状者を「感染者」としない中国 封鎖解除で懸念される再流行

Ju Peng / Xinhua via AP

 新型コロナウイルスに感染しても症状が出るのが遅い、または症状がない感染者がこれまで多数確認されている。この「サイレント・キャリア」が、感染の拡大につながっているのではないかという見方が専門家の間から出ている。

◆まれではなかった? 無症状者からの感染
 サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙(SCMP)は、中国政府の機密のデータを閲覧し、中国の検査で陽性とされた人々のうちの3分の1が、無症状者だった可能性があると報じた。このニュースに多くのメディアや専門家が関心を寄せている。

 新型コロナウイルスに感染すると、通常5日ほどで症状が出るとされるが、潜伏期間が3週間に及ぶケースもあり、科学者たちの間でも、無症状者の感染における関与には意見が分かれていたという。世界保健機関(WHO)の使節団が中国視察後に発表した報告では、無症状者からの感染は全体の1~3%で「非常にまれ」と推測されていたが、さまざまな調査研究からこの数字に疑問が持たれているという(SCMP)。

Text by 山川 真智子

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