インドネシア首都移転、なぜ? ジャカルタの深刻な状況 未来にも不安

Achmad Ibrahim / AP Photo

 かねてから移転計画のあったインドネシアの首都だが、ジョコ・ウィドド大統領は、新しい首都はカリマンタン島(ボルネオ島)の東カリマンタン州に置くと発表した。現在の首都ジャカルタが抱える環境、インフラ問題を軽減することが期待されているが、いくつかのデメリットが指摘されている。

◆動き出した計画、2024年には新首都誕生?
 首都の正確な名前はまだ決まっていないが、移転先は東カリマンタン州のクタニ・カルタネガラ県と北プナジャム・パスール県にまたがる地域に置かれることになったと、ジョコ大統領は記者会見で述べた。新首都はジャカルタからは2000キロも離れているが、1700の島々を持つインドネシアの中心に位置することになる。他地域と比べ天災が少ないこと、近隣にはバリクパパンやサマリンダといった都市があって比較的インフラが整備されていることも選択の決め手になったようだ(AP)。

                                                                                                                 

 首都移転計画は何十年も議論されてきたが、動き出したのは今年4月になってから。移転のための法案は作成中で、議会で承認されることが必要だ。移転開始は順調に進めば2024年になるという。

Text by 山川 真智子