アメリカで幸せになれる年収はいくら? 最も高い州は2000万円超の……
◆幸福になれる年収が低い州は?
逆に、幸福になるための年収額が最も低い州トップ5は次のような結果だった。
1位 ミシシッピ州 8万8,200ドル(約970万円)
2位 オクラホマ州 9万2,715ドル(約1,020万円)
3位 ミシガン州 9万3,135ドル(約1,020万円)
4位 アーカンソー州 9万3,240ドル(約1,020万円)
5位 アラバマ州 9万3,240ドル(約1,020万円)
3位の中西部ミシガン州を除きすべて南部州である。しかし、これらの南部州はいくら生活費が安いとはいえ失業率が高い場合も多く州民の幸福度も総じて低い、アメリカ国内でもあまり人々が住みたがらない州と言っても過言ではない。生活費が安くても、やはり住みたくないことには変わりがない。
◆生活費が高くても幸福度が高いハワイ州、その秘密は
筆者は幸福になるための収入がずば抜けて高いハワイ州に住んでいるが、確かにハワイは家賃や不動産価格が他州に比べてずば抜けて高い。それだけハワイに住みたい人が世界中に多いということだが、土地に限りがあるうえ、米国本土から輸送される物資に依存しているため生活費が上がる一方である。
だが、州民に年収2,000万円を稼いでいる人または世帯はそう多いとも思えない。事実、『GoBankingRate』が1月31日に発表した別の統計によると、ハワイ州ホノルルの1世帯あたりの平均収入は9万1,169ドル(約1,000万円)で、上記の「幸福になるための収入」の半分以下だ。
またハワイでは素晴らしい気候や身近にある美しい自然を無料で楽しめ、銃犯罪も少なく、ハワイ固有の文化や食も充実。何かとお金がかかることも多いが、やはりパラダイスであることに間違いはないのである。
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