今年の英単語は「fact」 候補には「忖度」の訳語も Weblio今年の英単語

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 ウェブリオ株式会社は、オンライン辞書「Weblio英和・和英辞典」で年内に検索数の急上昇が見られた英単語を調査し、各年の世相を最もよく表す英単語を「今年の英単語」として認定する「Weblio今年の英単語」を実施しており、2017年は4万5千人以上から検索された「fact」だった。

「fact」の年間総合検索数は45,948で、2月12日には5,152人のユーザーからその意味を調べられた。fact はもともと多く検索される基礎英単語だが、今年は2月に突出した検索数の急増を見せた他、世間のニュースと連動した検索数の増加が見られた。 

 fact(真実)に対し、今年は「fake news」(嘘のニュース)という言葉もよく聞かれた年だった。アメリカのトランプ大統領がメディアを名指しで「You are fake news」と呼んだことも、大きな話題となった。しかし、「fake news」がWeblio英和・和英辞典で際立って多く調べられた形跡はなく、fake(偽の)単独についても同じ様子だったという。

                                                                                                                 

 一方、factの検索数の急増は、「オルタナティブファクト」(alternative fact)や「ファクトチェック」(fact check)といった語への世間の注目の高まりと連動していることが読み取れ、フェイクニュースへの警戒が高まるにつれ、多くの人が「嘘のニュースに対し、事実とは何か」ということを見つめ直していたと分析している。

「今年の英単語」の候補としてノミネートされた9語は、「fabulous」「celebrate」「partial」「carrier」「precious」「billion」「farewell」「surmise」「fake」だったという。「忖度」の英訳語として注目を集めた「surmise」のように、多くの単語は今年起こったニュースが背景にあるようだ。

Text by 酒田宗一

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