新婚旅行中にCA殴った泥酔日本人、懲役20年の可能性 「米国の刑は重すぎ」の声も

 新婚旅行先へ向かう機内で、酔って客室乗務員に暴力を振るった日本人が逮捕された。海外メディアは大きく取り上げている。

【食事のトレーを下げないことに腹を立てて】
 『Travelers Today』によると、日本からホノルルへ向かうデルタ航空機内で、酔って客室乗務員に暴力を振るった日本人の乗客が逮捕・起訴された。

 オカモト・ケンジ被告は先月、大阪からファーストクラスで新婚旅行先のホノルルに向かっていた。関連報道によると、オカモト被告は搭乗前に大量のアルコールを摂取し搭乗後も飲み続けていた。

 客室乗務員が食事のトレーを下げないことに腹を立てたという。手がいっぱいだという返答が気に入らず、仲裁に入った別の客室乗務員に殴りかかり、乗務員が顔をかばって出した腕を殴った。

 騒ぎの後、被告は泣きながら土下座して何度も「I’m sorry」と言ったという。その後は騒ぎを起こすこともなく、しばらくして寝てしまった。

 当局からの質問に、建設業者で新婚旅行を祝って大量のアルコールを飲んでいたと話した。搭乗前にビール4杯とワイン1杯、搭乗後はシャンパンを飲んでいた。事件は一瞬のことで詳しいことは覚えていないと話している。乗務員が自分のトレーを下げないことで、侮辱されているように感じたという。

【最高懲役20年】
 オカモト被告は着陸後に逮捕され、新婚旅行先のホノルル高級リゾートにはたどり着かなかった、と各紙報じている。

 ケビン・チャン合衆国治安判事は最初5万ドル(509万円)の保釈金で保釈を認めたが、トレーシー・ヒノ連邦検事補はオカモト被告が日本で警察に暴行した前科を隠していたと不服申し立てをした。『Daily Mail』は、連邦検事補が被告の全身入れ墨写真も提出した、と報じている。被告は危険人物と主張、デルタ航空への今後の搭乗が禁止された。

 J・マイケル・シーブライト連邦地方判事は申し立てに従い、保釈なしでホノルル連邦拘置所に拘留という措置を取った。金曜日、オカモト被告は暴行と恐喝で客室乗務員の職務を妨害した罪で有罪になった。9月22日に判決が下り、最高で懲役20年の刑になるという。

【海外読者の反応】
 『Daily Mail』には、刑が重すぎるという声が上がっている。
・殴ったのが女性だったらちょっとした誤解で片づけられていたはず。
・ずいぶん刑が重い。UKだったら罰金で済んでいると思う。
・行き過ぎた行動だったとはいえ、刑が重すぎる。どうりでアメリカの囚人の数が多いわけだ。
・UKだったら警告で済み、感情を傷つけられた賠償金をもらえていたのでは。

 また今後航空機を一切利用できなくするべき、という意見や、
・暴力の前科や体全体の入れ墨なんてやくざみたい。昨今のアメリカや日本の取り締まりを考慮して、ヒノ連邦検事補は不服を申し立てたのではないか。拘留して大きな犯罪組織の情報を聞き出すのでは。
という意見も寄せられた。

 航空会社の対応に疑問を投げかけるコメントもあった。
・アルコールを提供し続けた航空会社側にも責任がある。
・個人責任だから航空会社には責任がない。
・酔っていたのならなぜ搭乗させたのか。酔っている場合の搭乗規制を強化すべき。
・乗務員はなぜアルコールを提供し続けたのか。航空機はアルコール摂取量の上限を決めるべきでは。

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Text by NewSphere 編集部