気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も
4. トマト
ジャガイモの芽と緑の皮に含まれている天然毒素に似たものがトマトにも含まれている。
トマトの毒性であるグリコアルカロイドはトマチンと呼ばれており、トマトの緑色の箇所、葉や茎、そしてまだ青い未熟果に含まれている。真っ赤に熟した完熟果実にはほとんど含まれない。また、トマチンが最も多く含むものはトマトの花なので、家庭菜園などで育てている場合は、好奇心から花を食べてしまわないように注意。
ただしジャガイモと同じで、相当数食べなければ死に至るようなことはないので、あまり神経質になってトマトの完熟度をチェックする必要はないだろう。
青いトマトを食べた場合でも、トマチンは体外に排出され蓄積されることはないので少量なら数日にわたって食しても問題はない。