高血圧気になるなら!避けたい食品12種、積極的にとりたい8種
充実した生活を送るために、大切な基礎となるのが血圧のケアだ。日本人のおよそ3人に1人は高血圧を抱えており、さらに75歳以上に限ると、該当者は男女とも7割以上にのぼる。対策としては適度な運動に加え、健康的でバランスの取れた食生活が有効だ。高血圧の際に避けるべき12種の食品と、血圧を抑制してくれる貴重な食材8点を知っておきたい。
◆リスク食品1.ベーコンなど加工肉
ハム、ベーコン、ローストビーフなどの加工肉は、手軽にお腹を満たせるうれしい存在だ。だが、加工の過程で濃い濃度の塩水にさらされていることが多く、大量の塩分を含んでいることは見落としがちだ。例としてサラミ1人前またはターキー胸肉3枚ほどをつまめば、1000mg前後のナトリウムを摂取することになる。食塩相当量に換算すると2.54gとなり、厚生労働省の一日あたりの推奨値である6.5g〜7.5g未満のうち、3分の1以上を満たしてしまう計算だ。また、保存料として硝酸ナトリウムが添加されている商品も多く存在するが、これは心臓病のリスクを高めることも知られている。同じ肉類でも、ブタのヒレ肉やグリルにしたチキンをチョイスすれば、健康的な選択肢となるだろう。
◆リスク食品2.冷凍食品
忙しい毎日をサポートしてくれる冷凍食品だが、頼りすぎは禁物だ。塩分のカタマリとも言うべき存在であり、仮に低カロリーの商品を手に取ったとしても、そこには大量の塩分が含まれていることが多い。1300mg以上のナトリウムが含まれるものもあり、高血圧を悪化させてしまう危険性が高い。ナトリウム含有量を一度チェックすれば、多少面倒でも自炊を頑張ろうというモチベーションにつながることだろう。どうしても調理の時間がない場合には、血圧が気になる人に向けて販売されている減塩の商品を選びたい。