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1位は2億ドル超 「世界で最も稼ぐアスリート2025」上位20名は?

All-Pro Reels / Wikipedia Commons

米経済誌フォーブスは毎年「World’s Highest-Paid Athletes(世界で最も稼ぐアスリート)」を発表している。2025年版の対象期間は2024年5月1日から2025年5月1日までで、年俸・賞金などの競技収入と、スポンサーや出演料などの競技外収入を合算した税引前推計だ。2025年版ではトップ50の合計が42億3000万ドル(約6500億円)と過去最高を更新した。本稿ではその上位20名を20位から順に紹介する。日本からは大谷翔平選手が上位20名に入った。

◆20位 ジャレッド・ゴフ 8080万ドル

All-Pro Reels / Wikimedia Commons

競技:アメリカンフットボール
国籍:アメリカ
競技収入:7580万ドル
競技外収入:500万ドル

NFLデトロイト・ライオンズの司令塔クォーターバック。2016年ドラフト全体1位でラムズに入団し、若くしてチームをスーパーボウル進出へ導いた実績を持つ。21年にライオンズへ移籍後は正確なパス配球と冷静な判断で攻撃陣を再生し、長らく低迷していたチームを上位争いへ押し上げた。強肩よりもタイミングとリズムで勝負するタイプで、戦術理解度とリーダーシップの高さが評価の核となっている。

◆19位 ジョーダン・ラブ 8300万ドル

Ringo Chiu / Shutterstock.com

競技:アメリカンフットボール
国籍:アメリカ
競技収入:7900万ドル
競技外収入:400万ドル

NFLグリーンベイ・パッカーズの司令塔クォーターバック。ドラフト1巡で指名され、在籍当初はアーロン・ロジャースの後ろで経験を積んだ。先発就任後は強い腕と柔軟なスロー角度、機動力を生かし、試合中の修正力と勝負所の集中力で評価を高める。若いレシーバー陣をリードしつつ自身も成長を続け、プレーアクションや縦への展開で攻撃を活性化するタイプ。ユタ州立大出身でメンタルの落ち着きも持ち味だ。

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Text by 切川鶴次郎