「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も

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 水域を越えて人々の生活範囲を大きく広げてくれる橋は、いまも昔もなくてはならない重要な施設だ。日本でも、里山の清流を越える丸太橋から、人工島へと続く連絡橋まで、大小さまざまな橋が私たちの生活を支えている。世界に目を向けると、渡るのをためらうような橋梁が存在する。勇気と引き換えに雄大な景色を見られる橋など、世界の珍しい事例20本を見てみよう。

◆1. 木々より高い空中散歩「カカム・キャノピー・ウォーク」

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 ガーナのカカム国立公園内にあるキャノピー・ウォークは、観光客に人気のアトラクションだ。全長300メートル以上にわたってロープの吊り橋が渡され、地上40メートルの空中散歩を楽しむことができる。しかしそのチャレンジには勇気が必要だ。両側はロープで編んだ壁であり、足元が丸見えになっているうえ、足場には両足がやっと乗る程度の幅の板があるのみ。大自然の森のなか、木々の梢枝をこえ、7つの吊り橋を渡る大冒険が待っている。ほかのビジターたちが歩むにつれ、橋は大きくうねる。本来は鳥のさえずりに耳を傾け、あるいは野生の猿を観察する場だが、その余裕があるかどうかはあなたの度胸次第かもしれない。

◆2. 世界一危険な「フセイニ吊り橋」

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 勇気を出してこその絶景スポットは、ほかにも世界各地に存在する。「世界で最も危険」とさえ言われるフセイニ吊り橋もその一つだ。パキスタン北部のボリス湖に架けられたこの歩行者専用橋は、肝心のロープも足場の板も腐食し、一歩進むたびに不気味に軋む。氷に覆われた湖と周囲の山並みは美しい限りだが、多くの人々は景色を楽しむゆとりを持てないだろう。古くは地元の集落を結ぶ重要なルートとして機能していたが、2011年のモンスーンで大きく劣化が進んだ。現在でもなお、ハイキング愛好者や観光客たちの度胸試しの場として人気だ。

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Text by 青葉やまと