富裕層1200人に聞いた「行きたい国」トップ10 アジア太平洋地域対象
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2024年に大手ホテルチェーン・マリオット・インターナショナルが実施した調査では、アジア太平洋地域(APAC)の高所得者層を中心に、今後12ヶ月の間に訪れる予定の目的地を聞いたところ、回答者の74%がAPAC内の国や地域を挙げた。調査対象はオーストラリア、シンガポール、インド、インドネシア、韓国、日本の6ヶ国から各200人ずつの富裕層で、旅行者の嗜好やトレンドを反映している。この記事では、特にAPAC内で人気の高いトップ10の国々を10位から1位まで順に紹介し、それぞれの国の富裕層向け観光情報や魅力に迫る。
◆10位 インドネシア 17%(回答者が選んだ割合、以下同)

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多様な文化と豊かな自然に恵まれたインドネシアは、富裕層の旅先としても注目を集めている。中でもバリ島は、世界的にも知られる高級リゾート地で、緑深いウブドや洗練されたビーチリゾートが並ぶヌサドゥア、センスの良いカフェが集まるチャングーなど、エリアごとに異なる魅力を備える。
プライベートヴィラやスパ、ヘルスコンシャスなウェルネスリトリートなど、静かで上質な滞在を求める旅行者にとって理想的な環境が整っている。

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一方で、都市型ラグジュアリーを求めるなら首都ジャカルタも外せない。国際的なホテルブランドが進出し、ファインダイニングや高級ショッピングモールも充実。さらに近年は、コモド諸島やラジャ・アンパットといった離島でのプライベートクルーズやダイビング体験など、自然と一体化したアクティブな高級旅行の人気も高まっている。多様な楽しみ方ができるインドネシアは、アジアの中でも柔軟性と個性を兼ね備えた富裕層向けの旅先といえるだろう。