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日本に来た外国人の「食」の感想は? 5ヶ国1200人の調査でわかったこと

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◆美食の国・フランスは和食への関心も高く
 国別の特徴も明らかになった。フランスからの訪日客では、ほとんどの料理に対して高い割合を示した。一方、中国では総じて低い割合だった。フランスでの高い数値は、和食への関心の高さや、美食の国として知られるフランスならではの食への探究心の表れといったところだろうか。中国での低い数値は、自国の食文化への自信と愛着が強く、他国の料理への積極性が相対的に低くなっているためかもしれない。

 性別で見ると、「寿司」は男性が72.6%、女性が63.8%と、いずれも高い数値を示した。全般的に男性の方が高い割合の項目が多く、日本で多くの料理を食べている傾向が見られた。

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 年齢別では、若年層ほど多くの項目で高い割合を示した。特に「刺身」「すき焼き」「お菓子(スナック、和菓子など)」「たこ焼き・お好み焼き」「焼き鳥」などで、その傾向が顕著に表れている。若い世代ほど新しい食文化への好奇心が旺盛で、かつソーシャルメディアなどで話題の料理を積極的に体験しようとする心理があるのかもしれない。

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Text by 青葉やまと