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世界で最も優れた年金制度ランキング 日本の順位は?

Ruslan Huzau / Shutterstock.com

老後の生活を支える年金制度は、国ごとに仕組みや特徴が大きく異なる。公的年金を中心とする国もあれば、職域年金や個人年金を組み合わせて老後所得を支える国もある。マーサーとCFA協会は、年金給付の十分性、制度の持続可能性、運営の信頼性などの観点から世界52カ国・地域の年金制度を評価し、「マーサー CFA協会 グローバル年金指数ランキング(2025年)」を公表した。本記事ではランキング上位20カ国・地域を取り上げ、それぞれの制度の特徴や強み、課題を20位から1位まで順に紹介する。

◆20位 ベルギー 69.2

Mirelaro / Shutterstock.com

十分性:81.5
持続性:42.7
健全性:86.8

ベルギーは公的年金を中心とした強制加入制度を採用しており、被用者、自営業者、公務員で制度が分かれている。老後所得の保障が比較的手厚い一方、高齢化に伴う財政負担の増大が課題となっている。このため政府は年金受給開始年齢の引き上げを進めており、2025年に65歳から66歳へ引き上げられた。さらに2030年には67歳へ引き上げられる予定だ。制度運営の信頼性は高く評価されているが、手厚い給付を維持しながら財政の安定性を確保できるかが今後の焦点となる。

◆19位 メキシコ 69.3

Victor SG / Shutterstock.com

十分性:73.5
持続性:64.1
健全性:69.8

メキシコは1997年の年金制度改革で、それまでの賦課方式中心の仕組みから個人積立型制度へ移行した。労働者ごとの年金口座を民間運用機関「AFORE」が管理する仕組みを採用しており、制度の持続可能性を重視している点が特徴だ。一方で、将来受け取れる年金額が十分ではないとの指摘もあり、低所得層の老後保障強化が課題となっている。近年は給付水準の引き上げや加入者保護を目的とした制度改革も進められており、持続可能性と所得保障の両立が焦点となっている。

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Text by 切川鶴次郎