コンコルド越えなるか、高速旅客機20選 Boom Supersonicなど開発中の最新鋭機も
|
|
♦︎ブームスーパーソニック・オーバーチュア
最高速度:時速2335キロ
現在ブーム社が製造を進めているオーバーチュアは、完成すれば世界最速の現役民間機となる。日本航空とヴァージン・グループが初導入を予定しており、両社合わせてすでに30機を発注済みだ。現在11時間かかっている東京−サンフランシスコ間の空の旅は、5時間半にまで短縮される見込みだ。マッハ2.2での飛行技術を確立すべく、実証機としてXB-1が製作されている。
♦︎ツポレフTu-144
最高速度:時速2430キロ
ツポレフTu-144はソ連が開発した旅客機で、1968年の飛行において世界で初めて音速を突破した。機首横に設けられたカナード(前翼)と主翼を合わせ、「ダブル・デルタ」と呼ばれる特徴的なシルエットを持つ。1973年のパリ航空ショーで注目を浴びるも、その場で墜落という不幸なアクシデントが。1978年にも事故が起きたことで現役引退となったが、後続モデルは超音速飛行の技術的活路を切り拓いた。
>次は 軍用機史上に輝く高速機20選 マッハ15目指す最新実験機から50年代の名機スーパーセイバーまで