指の長さでわかる10のこと 運動能力、収入から男性としての魅力まで、海外研究で明らかに
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◆9.がんなどのリスク
反対に、2D:4D比が大きい(人差し指が薬指と同じまたは長い)人にはどのような特長があるのだろうか? 大きな優位点のひとつに、病気にかかりづらく健康的であるということが挙げられる。
2010年にイギリスの医療専門誌が掲載した論文では、こうした人々は、人差し指の長さが薬指よりも長いまたは同じ人よりも、前立腺がんにかかる可能性が33%ほど低いとされている。60歳未満の人々に限れば、87%も低くなるようだ。さらに膝関節症を患う可能性も低く、こちらはとくに女性において顕著だ。
◆10.コロナに強い?
同じく人差し指が長い人々は、男性であれば、コロナで死亡するリスクが相対的に低いようだ。英サン紙は、41ヶ国に住む20万人の人々を対象にした調査の結果を報じている。
それによると人差し指が長い人々が多く住む国は、そうでない国と比べて、コロナによる男性の死亡率が3分の1程度に留まっているという。詳しいメカニズムは現時点で判明していないが、男性ホルモンのテストステロンがACE2と呼ばれる化合物の生成を体内で促し、これがウイルスに対する抵抗力を高めている可能性がある。研究者は、人差し指が長い傾向にあるオーストラリア、ニュージーランド、そして東アジアの国々は、生物学的にコロナに対して有利である可能性があると述べている。
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