部下に対する15のNGワード「いつでも相談」「よくやっているよ」

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 職場でのコミュニケーションは難しいものだ。上司から部下に言葉をかけるときも例外ではない。何気ない一言が部下のやる気を奪ってしまうこともある。スムーズで心地よいやり取りのため、どのような表現を避けた方が良いだろうか? 米ビジネス誌のインク誌や経済誌のフォーブス誌などが紹介する例をもとに、上司が部下に言うべきでない15のNGワードをご紹介したい。

◆1.「いつでも相談してほしい」

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 一見して部下の心配事に耳を傾ける、丁寧な上司のようにも感じられる。声をかける上司としては、少しでも心配事があれば力になりたいという善意で声をかけているのだろう。

しかし、このような言葉に安心できる部下がいる一方、甘えの気持ちが芽生え、モチベーションの維持に支障が出る場合もある。思いやりの気持ちは大切だが、職場には適度な緊張感が必要となるケースもあるようだ。

◆2.「何か意見はない?」

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 こちらもまた、部下の声に耳を傾ける丁寧な姿勢が伝わってくる。上意下達の職場はなんともギスギスしてしまうため、上司としては傾聴の姿勢を示したいところだ。

ただし、いつも部下の意見ばかり募っているようでは、リーダーシップの欠如とみなされる恐れがある。アイデアを募ってはいけないというわけではないが、ここぞという場面では指導力を発揮したい。

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Text by 青葉やまと