6位ジョギング、3位サッカー…「寿命延ばす運動」ランキング 1位は9.7年も

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◆寿命向上効果が高いスポーツ、第1位は…
 さて、コペンハーゲンのチームが約25年間にわたる追跡調査の末に導き出した寿命向上効果ナンバーワンのスポーツは、「テニス」となった。寿命向上効果は平均9.7年となっている。何もスポーツをしない人に比べ、実に10年近く寿命を延ばすことができる計算だ。2位のバドミントン(6.2年)と比較しても、大幅な向上となる。

 テニスは、対戦相手や場合によってはペアを必要とする社会的なスポーツであり、瞬発的に高強度の運動負荷を生じる競技でもある。バドミントンやサッカーと同様、こうした特性を満たしていることが有利に働いたようだ。

加えて、オキーフ博士はタイム誌に対し、テニスが1位になったのは「強烈にインタラクティブだからでしょう」と語る。「あらゆる場面で会話を交わします。運動をする以外にも、人と感情的な結びつきを持つうえで、とても自然な方法なのです」

 また、テニスは短いプレー時間で寿命の向上に貢献するという。MDリンクスは研究内容をもとに、「活動に費やした時間が長ければ長寿というわけではなかった」と総括している。ジムに通う人々が週平均で約2.5時間運動しているのに対し、テニスプレーヤーは週約1.7時間にとどまった。サイクリストの週平均6.4時間と比較すると、さらに短さが際立つ。

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Text by 青葉やまと