×

高級別荘の取得先として魅力的な国トップ10 日本の順位、主要市場は?

erwinsap / Shutterstock.com

世界の富裕層は、別荘をどこに持とうとしているのか。移住コンサルティング会社グローバル・シチズン・ソリューションズは、富裕層向けホリデーホーム市場を分析したレポート『Best Places to Own a Holiday Home as a HNWI』を公表した。同社は、不動産価値やライフスタイル、アクセス性などを基準に、富裕層向けホリデーホーム取得先として魅力的な国・地域を分析した。

レポートでは、単なる不動産投資ではなく、「ライフスタイル資産」としての価値に注目している点が特徴だ。評価は「高級不動産市場」40%、「ライフスタイル・居住魅力」45%、「アクセス性」15%の3分野で構成され、富裕層が長期滞在先として求める要素を総合的に分析している。本記事では、同レポートの「ホリデーホーム取得先トップ10」をもとに、富裕層向けホリデーホーム市場として評価された国・地域を10位から順に紹介する。

※国名の横の数字は、各項目をもとに算出した100点満点の総合スコア

◆10位 スイス 66

Chalermpon Poungpeth / Shutterstock.com

主要市場:ヴェルビエ/サンモリッツ

スイスは世界屈指のアルプリゾートを抱える国として、富裕層向けホリデーホーム市場で高い人気を維持している。特にヴェルビエやサンモリッツは、スキーリゾートとしての知名度だけでなく、高級ホテルやミシュランレストラン、ラグジュアリーブランドが集積するエリアとして知られる。レポートでは、四季を通じて楽しめる自然環境と、プライバシー性の高さが超富裕層を引き付けていると分析している。冬季スポーツだけでなく、夏場の避暑地としても需要が高いという。

YueStock / Shutterstock.com

また、政治・経済の安定性や治安の良さ、高品質な医療体制、交通インフラの充実なども高評価につながった。スイスの不動産市場は供給が限られており、外国人による購入規制も存在するため、希少性が資産価値を支える構造になっているという。レポートでは、単なる別荘地ではなく、長期的な資産保全先としても魅力を持つ市場だと位置付けている。欧州の富裕層を中心に、安定性を重視した長期保有ニーズが根強い点も特徴として挙げられている。

次のページ 長い夏季シーズン、地中海式ライフスタイルが魅力

Text by 切川鶴次郎