ベーコンは体に悪いのか? 指摘される6つのリスク
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カリカリに焼いたベーコンは、香ばしさとジューシーな味わいが魅力だ。朝食の主役として、あるいはハンバーガーの具材やサラダのトッピングとして、食事に花を添える。だが、ベーコンは添加物の多い超加工食品であり、潜在的なリスクが存在する。米健康情報サイトのヘルス・ラインや、科学ニュースサイトのライブ・サイエンスなどは、ベーコンと健康との関連を指摘している。身体に及ぼしうる影響を理解し、健康とおいしさのバランスを見極めながら付き合っていきたい。
◆1.大腸がんのリスクが増大する
毎朝複数枚のベーコンを食べている人は、食生活を見直した方が良いかもしれない。大腸がんとの関連が指摘されている。英オックスフォード大学が主導した研究では、スライスベーコンを毎日3枚ずつ食べた場合、毎日1切れにとどめている人々と比較して、大腸がんになるリスクが20%増加することが確認された。
これは生体サンプルを保管する大規模プロジェクト「UKバイオバンク」の約50万人分データを、6年間かけて解析したものだ。
英BBCはこの研究を取り上げ、燻製(くんせい)や乾燥などの加工が加えられていることや、塩分や化学物質が添加されていること、そして高温調理することなどが発がん性に関係している可能性があると報じている。ただし、超加工食品とがんとの関連はまだ研究段階にあり、はっきりとしたプロセスは解明されていない。