1000年前の種から聖書にある「治療薬」の樹が復活か 研究
|
|
◆絶滅種がよみがえった可能性
また、シェバの種子が見つかったユダヤ砂漠の洞窟は古代において、重要な交易路に位置していた。ある生態学者はフォーブス誌への寄稿で、従ってツォリもこの地域で取引されていた可能性があると指摘する。
シェバはコミフォラ属に属することが確認されているが、その遺伝子は独特であり、既知のどの種とも一致しない。このことから、シェバはかつてその地域に生息していた絶滅種である可能性が高いことが示唆されるという。そうであれば今回の研究を通じ、絶滅種が古代の種から復活したことになる。
1000年ぶりに復活したシェバの樹は、現在も成長を続けている。今後の研究により、歴史的背景や薬効成分の詳細がさらに解明されることが期待される。
>次は 最新DNA解析で明かされる十字軍の実態 「聖戦」の残忍さも浮き彫りに