つらい偏頭痛、睡眠習慣の見直しで治る可能性も 改善のヒント
朝から頭の片側がひどく痛み、仕事にも家事にも集中できない。こんな偏頭痛が繰り返すという人は、ひょっとすると毎日の眠りに問題があるのかもしれない。眠りのパターン次第では偏頭痛を引き起こしかねないことが各種の研究で明らかになっている。
◆ズキズキと脈打つ偏頭痛
頭痛にはさまざまなタイプがあるが、偏頭痛はそのなかでも最も一般的なもののひとつだ。頭全体が痛むケースもあるが、主に片側がズキズキと拍動するように痛くなるのが特徴だ。
米医療情報誌の『メディカル・ニュース・トゥデイ』(以下「MNT」)は、症状の代表的な進行例を説明している。それによると初期症状として、首周りの凝り、気分の変化、激しい喉の渇き、疲労感などを覚えることがある。人によってはごく短時間、聴覚に異常を感じたり光刺激に対して過敏になったりすることも起こり得るという。続いて脈打つような激しい頭痛と吐き気を催し、やがて疲労感を伴いながら回復へ向かってゆく。発症する時間はさまざまだが午前中が比較的多く、明け方4時ごろから朝9時ごろまでに始まるケースが最も一般的だ。一度始まると半日ほど継続することが多い。
偏頭痛以外では代表的な頭痛に緊張型頭痛などがあるが、米アルーア誌は両者の見分け方を紹介している。緊張型頭痛の場合は、比較的鈍い痛みが散発的に続く。対して、主に頭のどちらか一方がズキズキとする鋭い痛みに襲われ、体を動かすことでいっそうひどくなるようなら、偏頭痛が疑われる。偏頭痛は非常に一般的な頭痛で、アメリカでは年間4000万人が症状に悩まされている。
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