東京タワーにピカチュウいるよ! グーグルの「ポケモンマスター募集」企画に世界が注目

 グーグルは4月1日(エイプリルフール)、「真のポケモンマスターを募集」するため、「モバイル版 Google マップ ポケモンチャレンジ」を開催すると発表した。同社が「ハイテクないたずら」を仕掛けるのは毎年恒例となっている。

【グーグルのねらい】
 同社は「技術に深い造詣があり、細やかな感性を持ちながらも、大胆にリスクをとれる人」を探しており、「ポケモンマスター」がまさに条件を満たしていると述べる。「グーグルマップをより高い次元に引き上げ、最高の地図体験を提供するため」に求人を始めたという。

 参加方法は、最新版のモバイル版グーグルマップを起動し、検索ボックスをタップするだけ。世界各国に生息する150匹の「やせいのポケモン」を見つけ、集めて、「ポケモンずかん」に追加していく。

 Twitterには、“東京タワーにピカチュウ発見!”などの情報が続々と寄せられている。

 締め切りは、アメリカ太平洋時間の2日午前2時までだ。

 なお、マスターのためには、Google Japan の Google+で送られるヒントをチェックする必要がある。Googleマップの普及に加え、Google+の活性化もねらいにありそうだ。

【海外ニュースサイトの報道】
 このポケモンチャレンジを紹介する動画は、Youtubeで260万回近く再生されている。動画内では、スマートフォンを持った“ポケモンマスター候補”たちが、Googleマップを通じ、AR(拡張現実)上に現れたポケモンを捕まえている(山道、海上、草原、繁華街、そして自宅のPC上…)。

 テクノロジー系サイト『THE VERGE』は、実際のAR(拡張現実)は、まだそこまで洗練されていないと指摘。ただ、グーグルが実現しようとしているARのプロジェクトの中で、(ある意味)最も野心的だと評している。

 また、米ニュースサイト『Mashable』は、実際にこの「求人広告」による仕事はないが、私たちはポケモンで遊んだ子供時代に戻れる、と評価している。

【海外ネットユーザーの反応】
『THE VERGE』のコメント欄には、「この機能をずっと続けてほしい」、「グーグルは勝者をメールでみんなに知らせるべき」との意見のほか、ポケモン出没エリアの情報が多数飛び交っている。

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Text by NewSphere 編集部