日本人の「ムダ褒め」を外国人が皮肉る “仲良くなるためなら、箸使いも褒める”

 米大手ソーシャルニュースサイト「レディット」に、日本に住む外国人に対して、「日本に住む上での不満とは?」との質問が投稿されたが、その日本語訳が2chにも投稿された。「日本人に箸の使いかたを褒められるのが嫌だ」という投稿に対して、日本人のコメントには、「別に何も思わないけど?」「何も言うことがないからね。(笑)」「文化の違いだ。」「箸をちゃんと使うのは日本人にも難しい。」といったようなものがみられた。これについて、レディットでは意見が交わされている。

【外国人は、日本人に箸の使い方を褒められると、見下されていると勘違いする?】
 外国人の箸の使いかたを褒める日本人のほとんどは、相手の気分を害する意図はないはずだが、実は外国人はその褒め言葉が癪に障っているようである。例えば、「僕が話したことのある日本人のほとんどが、外国人の箸の使いかたを褒めるということが、ものすごく人を見下した言動であるって言うことに、気付いていなかったよ。 その褒め言葉のサブテキスト(言外の意味)が、多くの人々にとって、“わあ、あなたのようなガイジンですら、箸を使うことができるなんて、感動したよ!”ということなのに。」との意見が寄せられ、また他の投稿からも、多くの外国人が同じような感じ方をしているということが分かった。

【日本人と西洋人の考え方、会話のはじめかたの違いによるもの?】
 
 なぜ、日本人は外国人が箸を使うとやたらと褒めるのか、ということに関して、様々な考えが出ていたが、多かった意見、主な意見は次のとおりである。

「日本人は、外国人の箸の使い方を褒めることで、会話を始めようとするんだよ。」

「日本人はいつも、取るに足らないことで人を褒めるんだよ。それは、絆を深めるためのメカニズムなんだ。彼らは、褒めることができるものは、どんなものでも見つけて褒めるのさ。」

「日本人にとっては、外国人の箸の使い方を褒めるということが、その場の緊張を解きほぐす手段なんだ。唯一の問題は、アメリカ人やイギリス人といった外国人が、“え、私たちは母国では、場の雰囲気を和らげるために、フォークの使い方を褒めるなんてことは絶対にしないよ。”と考えてしまうことなんだ。」

「日本とか台湾といった場所では、人々は不必要に様々なことについて褒めるんだ。それは、友情を形成するためなんだ。うん、確かにニューヨークではそういったことは人を見下した言動だよ。でも、取るに足らないことで褒められるというのは、東アジアではよくあることなんだ。僕が少し前に、ガールフレンドのクラスメートのオフィスで、ポスターを作って写真を撮ってあげたときは、まるでキリストが再びやってきたかのように褒めちぎられたよ。僕の日本語はひどいものだけど、日本人はいつも、まるで私がグルであるかのように褒めてくるよ。彼らは絆を築きたいがために、どんなランダムなものでも持ち出して、私たち外国人が、皮肉だと感じてしまうほどまでに、お互いを褒め合うのさ。」

【正しい箸の使い方にこだわる日本人もいるという意見も】
 一方で、日本人の中には正しい箸の使い方にこだわっている人もいるのだという意見も出た。次のような意見である。

「私の経験では、アメリカにいる日本人の親たちは、中国人の親たちと比べて、上品さと型に関しては、ずっと厳しかったよ。とりわけ、食事に関してはね。彼らはここ日本でも、そのことに関しては絶対気にしているよ。」

「正しく箸を使うということが、芸術みたいなものであると考える日本人もいるんだ。居合抜きのようなものだ。箸の使いかたは、内なる宇宙、育ち、完全なるものに到達するため、どれだけ修業を積んだか、といったことを表現するものだ。箸の使い方を見れば、その人がどのような家庭で育ったかが分かるのだよ。ここで大事なのは、“このように考える人もいる”ということだけど、“そのような人たち”にとっては、(私が今指摘したことは)真実からかけ離れている内容ではないよ。」

Text by NewSphere 編集部