「パクリ王国」中国、テレビ局がAKBの曲を勝手に使う 国内外のネットユーザーから批判殺到

 中国湖南省の衛星テレビ局が11日、AKB48の新曲「鈴懸なんちゃら」(通称)を無断使用し、日本のネットユーザーから批判が殺到している。国内外の反応は、中国に批判的なものが多かった。

【中国国内でも盗作を認める声】
 湖南省衛星テレビのバラエティ番組内で、歌詞の一部を変えて無断使用された。日本のネット上では批判が殺到したという。中国情報の日本語メディア新華経済でも怒りのコメントを掲載した。
・あからさますぎ
・さすがパクリ王国

 中国メディア東方網でもニュースを報道するなど、中国国内でも盗作を認める意見が多く聞かれた。
・日本の言い分は間違っていない。中国は確かにパクリ王国だ
・恥ずかしい

一方で反論の声もある。
・日本は言語を始め、中国の多くを模倣している。中国の模倣は微々たるもの

【海外ネットユーザーの反応】
 海外ゲームサイト「Kotaku」も、このニュースを取り上げた。曲だけでなく、番組出演者の衣装もハリウッド映画の登場人物スパイダーマン、ジャック・スパロウ、ディズニーのキャラクターなど真似ていることを指摘した。

同ブログには賛否両論さまざまなコメントが寄せられている。
・最近中国は日本文化の盗作ばかりしている
・中国にとって著作権や商標はないも同然
・中国はお金になることは何でも模倣する
・すぐにやめることはないだろう。中国はどう思われようと無関心

 盗作という行為自体に疑問を抱く意見もあった。
・創造性の観点からすると、番組制作にかかった費用、時間、努力を盗作のために費やすことが理解できない。それだけのことをできる力をどれだけの人が切望していることか

 中国を批判する内容が多い一方、異なった視点からの意見もある。
・日本が長い年月をかけて中国からの影響を受け続けているのは事実
・中国の文化では、模倣されることは名誉なことなのでは?だから罪悪感なく盗作するのだ
・「模倣は最も誠意ある追従なり」という格言もある
・今の時代みんな模倣している。「音楽的影響」というものではないのか

 すでにお馴染になった感のある、中国の「模倣」はこれからも物議を呼びそうだ。

Text by NewSphere 編集部