「日本には勝てる」W杯C組、対戦国メディアはどこも強気?

 ブラジルで開催される2014年ワールドカップの組み合わせが決まった。日本はコートジボワール、ギリシャ、コロンビアと同居するC組。初戦は6月14日にレシフェでコートジボワール、次戦が6月19日にナタルでギリシャ、最終戦が6月24日にクイアバでコロンビアとなっている。

【各国監督の反応】
 毎日新聞などの報道によると、抽選の結果を受け、アルベルト・ザッケローニ監督は以下のように対戦国を分析したという。

「コートジボワールはアフリカで最も強いチームのひとつであり、今大会の有力チーム。一方、ヨーロッパの強豪と呼ばれるチームは入っていない。バランスが取れていると言える。もちろん、ギリシャを過小評価しているわけではない。予選では良い試合をしていた。コロンビアについてはベルギー戦を見たが、欠点がほとんどない素晴らしいチームだ」

 対するギリシャのフェルナンド・サントス監督は、「日本はとても強いチーム。何人かがイングランド、ドイツ、イタリアでプレーしている。分析しなければならない」と、日本を警戒。

 続いてコロンビアのアルゼンチン人指揮官、ホセ・ペケルマンは「評価が低いチームとの試合も難しくなる。日本はここ最近、いい状態にある」と称賛。

 そして、ザッケローニ監督の元教え子でもある、コートジボワールのサブリ・ラムシ監督も、「厳しいグループに入った」と気を引き締めたという。

【各国メディアの反応】
 ザッケローニ監督は「思ったよりも厳しいグループではなかった(もっと厳しい組み合わせを考えていた)」と語ったが、各国マスコミの評価は「楽なグループ」との見方が大勢を占めているようだ。サッカー情報サイト「Goal.com」は、各国専門家の見解を報じている。

 コロンビアに詳しい記者:「コロンビアにとって楽なグループに違いない。簡単に1位通過するだろう。2位はギリシャ。日本はアジア王者だが、南米の選手に比べ個に劣る」と、日本には厳しい評価。

 ギリシャに詳しい記者:「ギリシャは組み合わせに満足している。コロンビアは大会のダークホース的存在。厳しい守備で臨まなければならない。日本はコンフェデレーションズカップで高い技術を見せたが、ギリシャは彼らの攻撃を無力化できると自信に溢れている」と、日本には勝利すると示唆。

 コートジボワールに詳しい記者:「コートジボワール人は抽選結果に満足している。グループリーグを突破できるチャンス到来だ。ギリシャもコロンビアもコートジボワールの敵ではない。日本は動き回るので注意が必要」

 どの対戦国も抽選結果には満足の様子で、総じて日本には厳しい評価を下しているといえる。

Text by NewSphere 編集部