田中将大投手はヤンキースの救世主? 獲得すべきと海外メディア提言

 今シーズン、アメリカンリーグ東地区で4位と不本意な結果に終わったヤンキース。現地メディアは、チームの弱点は先発投手陣と分析し、田中将大投手の獲得が必要と説いている。

【ヤンキースが田中を欲する理由】
 スポーツニュースサイト「bleacher report」は、ヤンキース投手陣の現状を下記のように分析した。

1.以前のエース、サバシアは肘を負傷したが、メジャーで活躍するにはパワーに頼った投球ではなく、コントロールを強化すべき

2.ノバは優れたピッチャーだが、調子の波があり、シーズンを通して活躍できていない

3.フェルプス、ウォーレンはまだ若く経験不足。マイケル・ピネダは2012年にマリナーズから移籍してきたが、肩を負傷しておりいまだマウンドに立っていない。それに体重もオーバーウェイトだ。

 ヤンキースが来シーズン巻き返すためには、チームの弱みである先発投手陣を強化するために、“日本を代表するエース”田中将大投手の獲得が必須だと説いている。

【ポスティングシステムをめぐる騒動、解決に向けた動き】
 しかし、田中投手が移籍するためには、日米で新たなポスティングシステムを確立する必要がある。現在のシステムは失効しており、日本プロ野球機構(NPB)の見直し案は、大リーグの一部球団からの反対で却下された。

 新ポスティングシステム案は以前のものとほとんど変わらず、最高額を提示した米球団に独占交渉権が与えられ、落札額は最高額と2番目の中間の額というものだった。選手会は、選手、NPBにメリットがないとして当初は反対していたが、最終的には期限付きで新制度を承認していた。

 なお26日には、新制度締結のため、NPBの伊藤修久法規部長らが渡米し、MLBと交渉する予定。両者が修正案に合意する可能性が出てきた。

Text by NewSphere 編集部