メキシコで話題のコラボ 初音ミクと「マリアッチ」

 2013年~2014年は、伊達政宗が派遣した支倉常長使節団の日本出発及びメキシコ到着400年にあたることから、日墨交流年として、両国で様々な記念行事が開催される。メキシコでは9月10日が幕開けとなったが、そこに日本のバンド「マリアッチ・サムライ」が登場し、話題を集めた。

【サムライ・マリアッチの特徴は?】
 マリアッチとは、メキシコ文化のシンボルともいうべき大衆的な民族音楽である。大きなメキシカンハットや綿のマントといったカウボーイスタイルで登場し、メキシコの伝統的な歌を歌うことを特徴とする。

「マリアッチ・サムライ」も、マリアッチの伝統的な民族衣装で登場したが、メンバーは全員日本人。「フジヤマ」「刀」など日本の文化を盛り込んだオリジナル曲を、日本語で披露した。

「マリアッチ・サムライ」の公演は9月15日まで行われ、13日にはメキシコ独立記念日の祝典にも参加した。 

 なお、日墨交流年記念行事は、メキシコ国内では来年5月まで続く。9月20-22日に盆栽の国際博覧会が開かれる等、日本の文化を紹介する様々なイベントが企画されている。

【初音ミクもマリアッチスタイルで、メキシコに登場】
 日本からのマリアッチが、本場メキシコで話題になったのは、これだけではない。

 5月に行われた「エキスポTNT」というイベントで、日本の有名ボーカロイド「初音ミク」が、メキシカンハット姿でスクリーンに登場したのだ。舞台のマリアッチバンドの生演奏に合わせて踊り歌うその姿に、観衆からは大きな喝采があがっていた。

Text by NewSphere 編集部