スイス・ジュネーブ州、最低賃金を「世界最高」時給2600円に 月給換算47万円

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 スイス・ジュネーブ州で実施された住民投票において、高額の最低賃金の導入が可決された。時給23スイス・フラン(約2660円)の最低賃金導入の是非を問う内容に対し、賛成票が58%を占める結果となった。世界で最も高水準になると見られており、月給に換算するとおよそ47万円となる。

◆オーストラリアを抜き世界最高水準に
 最低賃金の施行は10月17日からの予定だ。ヨーロッパの現地情報を伝える『ローカル』誌のスイス版(9月27日)は、オーストラリアの19.84豪ドル(約1500円)を抜き世界最高額の設定になると報じている。フルタイムで週41時間働いた場合、最低月給は約4100スイス・フラン(約47万円)となる。

 これまでのところスイス全土を対象とした最低賃金の規定は存在せず、26ある州がそれぞれ独自に導入の是非を判断している。これまでにジュラ州とヌーシャテル州がそれぞれ同額の時給20スイス・フランで導入しており、ジュネーブ州はスイス国内で3件目の事例となる。これ以外の23州では最低賃金の設定は存在しない。英ガーディアン紙(9月30日)は比較として、イギリスにおける25歳以上の国民に対する最低賃金が時給8.72ポンド(約1200円)、フランスの場合は時給10.15ユーロ(約1260円)だと紹介しており、ジュネーブ州の事例は両者の2倍以上の額となる。

Text by 青葉やまと

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