ホームベーカリー、ニンテンドースイッチ……新型コロナで米国で売れたもの

Jennifer M. Mason / Shutterstock.com

 日本ではマスクやトイレットペーパーの買い占めや、一部食品の品切れなどが話題になっているが、コロナ禍でアメリカでも消費に大きな変化が出ていた。外出規制が始まった当初は、スーパーなどでの買い溜めが多く見られた。しかし本格的にロックダウンに入ると、オンラインを中心に意外な商品の売り上げが急増。巣ごもり消費の実態が明らかになっている。

◆買い溜め終了 消費はオンラインへ
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)によれば、3月中旬には食料品や日用品のセールスは前年のほぼ2倍となった。ちょうどディズニーランド閉園、ブロードウェイ劇場の閉鎖、学校の遠隔学習が始まり、政府が不要不急の旅行、外食、10人以上の集まりを控えるよう求めた時期にあたる。

 その後スーパーでの買い溜めブームは落ち着き、3月下旬から4月上旬にはオンラインの食料品や日用品の購入が急増した。スーパーなどでの売り上げは例年並みに戻ったが、オンラインでは増加が続いており、この傾向はしばらく続くとみられている。

Text by 山川 真智子