少子化でも人口増加 ドイツ、外国人労働者を積極的に獲得 人手不足に対応

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 高齢化と出生率の低下により、ドイツの労働者は今後数十年で減少し、深刻な労働力不足に陥ると見られている。ドイツは外国人労働者受け入れで危機を乗り越えようとしており、EU諸国はもちろん、非EU圏からの労働者獲得に積極的に動いている。

◆働き手が不足、頼るのは外国人
 すでにドイツの失業率は記録的に低く、雇用者は100万件の職を埋めるために苦労しているとロイターは述べる。このままでは経済成長にも影響が出ることは確実だ。雇用の空きを満たすだけでなく、増え続ける退職者の年金支払いの一部を請け負ってくれる移民の確保は重要だ。

                                                                                                                 

 ドイツの2018年の人口は8300万人を超えた。この記録的な数字に貢献したのが移民だ。2018年の移民受け入れは40万人程度で、前年より減少したが、ルーマニア(6万8000人)、クロアチア(2万9000人)、ブルガリア(2万7000人)、ポーランド(2万人)と、EU諸国からの移民が多くなっている。ドイチェ・ヴェレ(DW)によれば、ドイツで暮らす外国人は、すでに1090万人に達している。

 これまで多くの難民を受け入れてきたが、2018年は減少している。シリアからの難民は前年の6万人の半分程度の3万4000人となった。アフリカからの移民も、3万5000人から3万4000人と減少している。

Text by 山川 真智子