日本支援のジャカルタ地下鉄、ついに開業へ 深刻な渋滞の緩和なるか

Arya Manggala / Shutterstock.com

◆試乗も好評 市民の期待高まる
 開業間近とはいえ、エスカレーターやエレベーター、空調設備などはまだ完成しておらず、周辺都市とMRTの駅をつなぐフィーダーバス路線などの整備不足も課題として上がっている。今年4月に行われる大統領選で、ジョコ大統領が自分の再選のためにジャカルタにMRTをもたらした手柄を強調すべく、開業を急いだのではないかという噂も流れている(CNA)。

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 それにもかかわらず、ジャカルタ市民のMRTへの期待は大きく、開業前の試乗を体験した人々は、おおむねポジティブな感想をメディアに語っている。SCMPによれば、市はさらにジャカルタと周辺都市を結ぶ5路線300キロのMRTを、2030年までに建設することを目指しているという。南北線のフェーズ2も、日本の協力でさらに北に延伸されることが決まっており、ジャカルタが東京やシンガポールのような移動に便利な都市に生まれ変わる日も近づいている。

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Text by 山川 真智子