実在の黒人侍「弥助」奴隷から信長の家来に 数奇な人生、海外で映画化も

Wikimedia Commons

◆アニメの原案にも
 ネットフリックスでは、アニメ化のプロジェクトが進行中だ。原題『YASUKE』の名で登場予定のこの作品は、忠実な歴史ものというよりは、弥助を題材としたファンタジー作品になる模様だ。浪人となった弥助が邪悪な力に対抗するため、再び刀を握るという概要が予告されている。本能寺の変以降の活躍を想像力たっぷりに描く作品となることだろう。声の出演は、『アトランタ』のキース・スタンフィールドなどだ。製作の途中経過を報じるザ・シングス誌は、現在同作品はプロダクションの初期段階にあり、登場時期は未定だとしている。

 弥助の存在はこれまでにも、国内作品を含め、いくつかの映像作品の題材となってきた。今後相次いで映画化・アニメ化となれば、信長を支えた知られざる武士の知名度は飛躍的に高まりそうだ。

次は 「神風」がなくても勝てた? 元寇でモンゴル軍を本当に苦しめたものとは?




Text by 青葉やまと