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『ワイルドスピード』シリーズは作品数が多く、どの順番で見ればよいのか迷う人も多いだろう。作品の公開順と時系列は一致していないため、ストーリーを理解しやすい順番で見るのがおすすめである。今回は、ワイルドスピードを見る順番と各作品のあらすじを紹介する。

ワイルドスピードを見る順番は時系列順がおすすめ

2023年1月時点で公開されているワイルドスピードの作品数は10作品。最新作の『FAST X』は2023年5月に公開予定である。

ワイルドスピードを見る順番は、物事が起こった順番通りに見る「時系列順」がおすすめだ。時系列順で見ることで、作品同士のストーリーが自然に繋がる。

時系列順に並べたワイルドスピードを見る順番は以下の通り。

• ワイルドスピード（2001年）
• ワイルドスピードX2（2003年）
• ワイルドスピードMAX（2009年）
• ワイルドスピードMEGA MAX（2011年）
• ワイルドスピードEURO MISSION（2013年）
• ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT（2006年）
• ワイルドスピードSKY MISSION（2015年）
• ワイルドスピードICE BREAK（2017年）
• ワイルドスピード／スーパーコンボ（2019年）
• ワイルドスピード／ジェットブレイク（2021年）
• ワイルドスピード10（FAST X）（2023年）

2006年に公開された第3作目の『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』のみ、公開順と時系列が異なる。

ワイルドスピードの公開順序と時系列が異なる理由

ワイルドスピードの公開順序と時系列が異なる理由は、『MAX』『MEGA MAX』『EURO MISSION』の3作が『X3 TOKYO DRIFT』の前日譚となるためだ。

先に『X3 TOKYO DRIFT』を見ると、作中で亡くなる描写があるキャラクター・ハンが『MAX』以降の作品にも出てくるため、後から混乱することになる。前日譚を制作したのは、『X3 TOKYO DRIFT』で亡くなる描写があるキャラクター・ハンの活躍を描きたかったことが理由だ。

また、3作目では主役のポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼルを起用できず、1・2作目とは脚本を大幅に変える必要があったことも、順番が入れ替わった要因の1つである。

時系列順で見るワイルドスピードのあらすじ・見どころ

ここからは、『ワイルドスピード』シリーズ11作品のあらすじ・見どころを時系列順に紹介する。

①ワイルドスピード（2001年）

第1作目は、2001年に公開された『ワイルドスピード』。スタントによるアクションは迫力があり、爽快感も魅力の作品である。

あらすじ

トラック強盗事件の潜入捜査官に選ばれたブライアンと、強盗団リーダーのドミニクがストリートレースで接触。ブライアンは事件解決を目指す中で、次第にストリートレースに心を掴まれていく。

見どころ

ワイルドスピードのダブル主人公であるブライアンとドミニクの出会いの物語が描かれる。ストリートレースを通して友情を芽生えさせていく2人の関係性は必見。

監督や出演者情報

②ワイルドスピードX2（2003年）

第2作目は、2003年に公開された『ワイルドスピードX2』。展開が早く、観客を飽きさせないストーリーが必見の作品である。

あらすじ

違法ストリートレースにのめり込んでいたブライアンだったが、ある日警察に逮捕されてしまう。FBIはブライアンが元警察官であることを知り、国際麻薬組織の検挙を手伝わせる。

見どころ

お調子者のローマンとブライアンの軽快な会話が本作の魅力。ブライアンのドライブテクニックが向上し、迫力満点のカーアクションが見られる。

監督や出演者情報

③ワイルドスピードMAX（2009年）

時系列順だと、2009年に公開された第4作目の『ワイルドスピードMAX』が3番目に見る作品となる。手に汗握る展開が魅力の作品だ。

あらすじ

FBI捜査官にまで登りつめたブライアンと、現在も強盗団リーダーのドミニク。2人はストリートレースで再会し、共通の敵をそれぞれの立場で捕まえようとする。

見どころ

シリーズの主要人物となる仲間が次々と登場。派手なアクションシーンがある一方で、ストーリーにも力が入っている。

監督や出演者情報

④ワイルドスピードMEGA MAX（2011年）

第5作目は、2011年に公開された『ワイルドスピードMEGA MAX』。スリリングな展開、迫力満点なアクションが魅力の作品となっている。

あらすじ

ある罪で捕えられたドミニクを救うべく、ブライアンとドミニクの妹ミアが協力して脱走を成功させる。その後、以前仲間だったヴィンスと再会し、ある仕事を持ちかけられる。

見どころ

ストーリー・カーアクション・役者のスタントなどのクオリティが増し、さらに面白さが増した本作。過去作品の仲間などが登場し、ファンには見逃せない嬉しいシーンも。

監督や出演者情報

⑤ワイルドスピードEURO MISSION（2013年）

第6作目は、2013年に公開された『ワイルドスピードEURO MISSION』。全世界興行収入15億円を記録し、大ヒット映画となった。

あらすじ

とある事件で大金を手にしたブライアンとドミニクは、それぞれ自由気ままな生活を送っていた。あるとき、モスクワで襲撃事件が発生し、捜査協力を依頼される。

見どころ

改造車・戦車・飛行機などがカーチェイスに参戦し、ハラハラするようなレースが楽しめる。ドミニクが彼にとって重要な人物と再会するなど、衝撃的な展開を迎えるストーリーにも注目だ。

監督や出演者情報

⑥ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT（2006年）

時系列順で6番目に見る作品は、2006年に公開された第3作目の『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』。本作の舞台は東京で、日本人には親近感が持てる作品である。

あらすじ

アメリカで暮らす車好きのショーンは、ある日東京へ引越すことになる。東京でドリフト技術を知ったショーンはスキル習得に励むが、ある事件に巻き込まれていく。

見どころ

本作では首都高や立体駐車場でカーチェイスが繰り広げられる。北川景子や妻夫木聡など、日本の俳優も登場。シリーズの人気キャラクターであるハンの活躍を知れる作品でもある。

監督や出演者情報

⑦ワイルドスピードSKY MISSION（2015年）

第7作目は、2015年に公開された『ワイルドスピードSKY MISSION』。今までのシリーズとは違った、空からのアクションが魅力である。

あらすじ

ある日、ドミニクのところへ爆破物が届き、命を狙われる。一方で、国務省ではハッキング事件が起こる。ハッキングしていた人物の名はデッカード・ショウ。彼の目的は弟がドミニクたちに倒されたことへの復讐だった。

見どころ

『SKY MISSION』の名の通り車が空を飛び、上空のカーアクションは見ごたえ抜群。映画の撮影期間に亡くなってしまったポール・ウォーカー（ブライアン役）の遺作でもある。彼の没後、残りのシーンはポールの弟やCG演出によって最後まで撮影された。

監督や出演者情報

⑧ワイルドスピードICE BREAK（2017年）

第8作目は、2017年に公開された『ワイルドスピードICE BREAK』。撮影スケールの大きさが話題となった作品である。

あらすじ

キューバを訪れていたドミニクの元に、サイファーという女性が現れて仲間になるよう命じられる。一方、ホブスの元には大量破壊兵器奪還の依頼が入るが、ある人物の裏切りで窮地に立たされる。

見どころ

実際に凍った海上で撮影されたアクションシーンは迫力満点。意外な人物の裏切り、頭脳を使った駆け引きなど、先が読めない展開が面白い作品だ。

監督や出演者情報

⑨ワイルドスピード／スーパーコンボ（2019年）

第9作目は、2019年に公開された『ワイルドスピード／スーパーコンボ』。アクションシーンが多く、ドキドキしながら見られる作品である。

あらすじ

元FBI捜査官のホブスと元MI6エージェントのデッカード・ショウの元に、ショウの妹ハッティを保護してほしいと依頼が来る。なんとか保護するが、ハッティはウイルス兵器を体内に注射しており危険な状態だった。

見どころ

本作はワイルドスピードのスピンオフ作品。かつて敵同士だったホブスとデッカード・ショウが共闘する展開は必見だ。2人の過去や家族についても明かされる。

監督や出演者情報

⑩ワイルドスピード／ジェットブレイク（2021年）

第10作目は、2021年に公開された『ワイルドスピード／ジェットブレイク』。撮影では250台以上の車が破壊されており、撮影規模の大きさが伺える。

あらすじ

『ワイルドスピードICE BREAK』から5年後、ドミニクは平和な日々を送っていた。ある日、ドミニクの息子が誘拐されてしまう。事件に関わっていたのはドミニクの弟ジェイコブだった。

見どころ

ドミニクの弟が登場し、今まで語られてこなかったドミニクの過去が描かれている。撮影技術が向上し、アクションシーンの迫力がより一層増している作品。

監督や出演者情報

⑪ワイルドスピード10（FAST X）（2023年）

『ワイルドスピード10（FAST X）』は、2023年5月19日全米公開予定のワイルドスピード最新作。ドミニク役のヴィン・ディーゼルなどメインキャストは続投予定、新キャストにジェイソン・モモア、リタ・モレノなどが発表されている。

本作は『ICE BREAK』『ジェットブレイク』に続く最終章3作目。ワイルドスピード10は2部構成で、本作はその前編となる。

監督や出演者情報

『ワイルドスピード』を配信する動画配信サービス

※配信状況は2023年1月時点。

ワイルドスピードを見る順番は時系列だと面白い

ワイルドスピードは、物事が起こった順番通りの「時系列順」で見るのがおすすめだ。『X3 TOKYO DRIFT』より先に、前日譚となる『MAX』『MEGA MAX』『EURO MISSION』の3作を見ると、ストーリーの流れがスムーズに理解できて面白いだろう。多くの動画配信サービスで視聴できるため、ぜひワイルドスピードを楽しもう。

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