「ヴォルデモート卿」を演じた俳優陣|『ハリー・ポッター』の象徴的な悪役
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2001年に公開され、世界的な大ヒットを記録した映画『ハリー・ポッター』シリーズ。主人公ハリーの最大にして最強の悪役「ヴォルデモート卿」は、『スター・ウォーズ』における「ダース・ベイダー」、『バットマン』の「ジョーカー」のような物語に不気味さと不穏な空気を醸し出す重要なキャラクターといえるだろう。
今回はそんな「ヴォルデモート」を演じた俳優について掘り下げていく。
目次
演じた俳優はなんと7人?作品ごとに変化するヴォルデモート
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「ハリー・ポッター」シリーズは映画だけでも2023年5月時点で8作に及ぶ長編物語となっている。その中で当然キャラクターにも変化があるため、ヴォルデモートもさまざまな俳優によって演じられている。
ヴォルデモートの少年期「トム・リドル」役は4人 個性的なイケメン俳優たち
ヴォルデモートがヴォルデモートになる前、少年期であるトム・リドル役はそれぞれの年代に合わせ4人の俳優が起用された。
『謎のプリンス』(11歳)ヒーロー・ファインズ・ティフィン
映画『ハリー・ポッター』6作目となる『謎のプリンス』で11歳のトム・リドルを演じたのは、ヒーロー・ファインズ・ティフィン。
ヒーロー・ファインズ・ティフィンは、2008年に映画『Bigga than Ben』で俳優デビューし、2009年に『ハリー・ポッター 謎のプリンス』に出演。その後、2019年には恋愛ドラマ映画『アフター』シリーズのハーディン・スコット役で人気となり、同年ティーンピープル誌主催の「ティーン・チョイス・アワード」ドラマ映画男優賞を受賞している。
また、後述する青年期のヴォルデモート役を演じたレイフ・ファインズは、叔父にあたる。
『謎のプリンス』(16歳)フランク・ディレイン
同じく『謎のプリンス』で、16歳時のトム・リドルを演じたのはフランク・ディレイン。まさに「プリンス」といったルックス、妖しさや不気味な雰囲気が印象的なトム・リドルになっていた。
フランク・ディレインは、1997年に映画『ウェルカム・トゥ・サラエボ』で俳優デビューし、『ハリー・ポッター 謎のプリンス』が2作目の映画出演となる。2015年に出演したドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』シリーズでは、若手俳優賞にノミネートされた。
『秘密の部屋』(17歳)クリスチャン・コールソン
シリーズ2作目にあたる『秘密の部屋』で17歳時のトム・リドルを演じたのはクリスチャン・コールソン。
クリスチャン・コールソンは、2001年に俳優デビューし、2002年には『ハリー・ポッター 秘密の部屋』以外にも『サハラに舞う羽根』など多くの作品に出演。
「トム・リドル」としては1歳しか変わらないが、『秘密の部屋』出演時のクリスチャン・コールソンは当時23歳。6作目の『謎のプリンス』まで約7年が経過しているため、俳優が変更されたと思われる。
また、4人目となるマイケル・ベレントは、『ハリー・ポッター 謎のプリンス』で18歳時のトム・リドルを演じたが、本編ではカットされてしまったため幻となっている。
成人期「ヴォルデモート卿」を演じたのは3人 顔だけや憑依された人物も
成人期となる「ヴォルデモート卿」に関しては、ある意味3人の俳優によって演じられている。
『賢者の石』リチャード・ブレマー
シリーズ1作目『賢者の石』で初めてヴォルデモートを演じたのはリチャード・ブレマー。クィレル先生に憑依した「顔」と声のみの出演だった。
リチャード・ブレマーは、1981年に俳優デビュー。代表作には2008年『コントロール』や2015年『ターナー、光に愛を求めて』などがある。2015年『白鯨との闘い』では、前述した少年期のトム・リドル役を演じたフランク・ディレインと共演している。
『賢者の石』イアン・ハート
同じく『賢者の石』でヴォルデモートに憑依されたクィリナス・クィレル先生役を演じたのはイアン・ハート。別の人格に憑依されるという難しい役柄ながら、演出もさることながら見事に観客のミスリードを誘う演技を見せていた。
イアン・ハートは、1991年に俳優デビュー。代表作には1994年『バック・ビート』や2004年『ネバーランド』などがある。1995年には『ナッシング・パーソナル』でヴェネツィア国際映画祭助演男優賞を受賞した。
『炎のゴブレット』〜レイフ・ファインズ
シリーズ4作目にあたる『炎のゴブレット』からヴォルデモートを演じたのはレイフ・ファインズ。
レイフ・ファインズは、舞台俳優としてキャリアをスタートし、1990年に映画デビューした。代表作は1993年『シンドラーのリスト』や『007』シリーズなど。
いわばヴォルデモート本体といえる青白い肌に潰れた鼻という外見の「ヴォルデモート卿」を演じたのは、レイフ・ファインズだけである。
5作品に出演 最も長く演じたレイフ・ファインズとは?
「ハリー・ポッター」シリーズ4作目「炎のゴブレット」から8作目となる「死の秘宝 PART 2」まで、復活したヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズ。自身がヴォルデモートとして出演するだけではなく、監督やプロデューサーとしても活動している。
監督からプロデューサーまでこなすレイフ・ファインズのマルチな才能
レイフ・ファインズは1993年『シンドラーのリスト』でアカデミー助演男優賞にノミネート、1996年には『イングリッシュ・ペイシェント』で主演男優賞にノミネートされるほどの名優である。
またプレイヤーにとどまらず、1999年「オネーギンの恋文」では自身も出演しつつ製作総指揮を兼任、2011年「英雄の証明」では同じく出演兼監督・制作を担っていた。
一方で、2013年からパニック発作に悩まされている。何かと心配事や不安が頭を満たして気分が沈んでしまうため、メンタルヘルスとして自分に課題を与えるなど常に忙しくしている。
次回作にも意欲的 レイフ・ファインズのヴォルデモートへの思い
レイフ・ファインズは最初、ヴォルデモート役を断ろうとしていたが、ヒーロー・ファインズ・ティフィンの母親にあたる妹に後押しされ、引き受けることになった。
そしてインタビューでは、「またヴォルデモートを演じたいか」という質問に「疑問の余地もありません」と回答しており、彼にとって思い入れの深い役だとうかがえる。
また、『死の秘宝PART2』では、ホグワーツの生徒たちに自分の陣営に加わるよう勧誘するシーンで、ドラコをハグするというアドリブを見せている。
『ハリー・ポッター』シリーズを見る方法
出典︙Netflix
映画『ハリー・ポッター』シリーズは2023年5月現在、1作目の「賢者の石」から8作目となる「死の秘宝 PART 2」まで全8作が公開されている。
配信サイト | 料金体系 |
Netflix | 見放題 |
TSUTAYAディスカス | DVD旧作借り放題 |
U-NEXT | 1話199円 |
Amazon | 1話400円~ |
DMM TV | 1話440円 |
Huluストア | 1話440円 |
Lemino | 1話418円 |
『ハリー・ポッター』シリーズを配信している動画サービスは現在7社。その中で見放題で視聴できるのはNetflixだ。Netflixではさらに、スピンオフの『ファンタスティック・ビースト』シリーズ全3作も見放題の対象となっている。『ハリー・ポッター』と『ファンタスティック・ビースト』をお得に視聴するなら、Netflixがおすすめだ。
『ハリー・ポッター』の大ヒットの重要なファクター「ヴォルデモート」
『スター・ウォーズ』に「ダース・ベイダー」がいるように、悪役の存在感、キャラクター性は作品を名作へと変える重要なファクターである。
レイフ・ファインズをはじめとする「ヴォルデモート」および「トム・リドル」役の俳優たちが演じた不気味なのに魅力溢れる「ヴォルデモート」が、『ハリー・ポッター』シリーズを世界中で愛される唯一無二の作品へと押し上げたのは言うまでもないだろう。
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