『Spider-Man: No Way Home』を徹底解説 過去作品も紹介

『Spider-Man: No Way Home』を徹底解説 過去作品も紹介

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日本では2022年1月に公開されたスパイダーマンシリーズの最新作『Spider-Man: No Way Home』。全米興行収入も歴代3位となっており、評価も高い。過去シリーズからおさらいして観たいと考えている人も多いのではないだろうか。本記事では、あらすじや出演者、スパイダーマンシリーズの過去作品を紹介する。

最新作『Spider-Man:No Way Home』のあらすじ

最新作『Spider-Man:No Way Home』のあらすじ

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『Spider-Man: No Way Home』はスパイダーマンホームシリーズの完結作。ニューヨークの街を守り続けてきたスパイダーマンであったが、その正体がピーター・パーカーであることが世界中に明かされ、恋人のMJや親友のネッドも尋問される。

ドクター・ストレンジは世界からピーターの正体を忘れさせるために危険な呪文を唱えるが、さまざまな敵を呼び寄せてしまう。さらには過去シリーズのヴィランたちが襲い掛かる中、ピーターに突き付けられる選択とは。壮大なスケールでスパイダーマンのバトルを堪能できるストーリーとなっている。

『Spider-Man:No Way Home』の監督・出演者

公開日(日本)2022年1月7日
上映時間148分
監督ジョン・ワッツ
脚本クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
主な出演者トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチほか

本作は、スパイダーマンシリーズの中で最も人気を集めた作品となった。全米の興行収入は『アバター』を抜いて歴代3位、全世界累計興行収入も歴代6位である。また、過去のスパイダーマンシリーズの中で上映時間が最も長く、マーベル・シネマティック・ユニバースの映画の中でも3番目に長い。

『Spider-Man:No Way Home』が観られる動画配信サービス

『Spider-Man: No Way Home』が無料で観られる動画配信サービスは、Amazonプライムビデオのみ。以下の動画配信サービスでは、有料レンタルなどで配信されている。

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過去のスパイダーマンシリーズ

過去のスパイダーマンシリーズ

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実写映画スパイダーマンは、『Spider-Man: No Way Home』が最新作で、これまで3シリーズ8作品が公開されている。

また、アニメーション『スパイダーマン』シリーズはこれまでに3作品が発表されている。

  • 2018年 『Spider-Man:Into The Spider-Verse』
  • 2023年公開予定 『Spider-Man:Across The Spider-Verse』
  • 2024年公開予定 『Spider-Man:Beyond The Spider-Verse』

アニメーション映画の2作目となる『Spider-Man:Across The Spider-Verse』は2022年4月に公開される予定であったが、新型コロナウイルスの影響によって何度か延期されている。2022年4月には再延期とともに、3作目『Spider-Man:Beyond The Spider-Verse』の公開も発表された。

ここでは、実写映画の過去7作品について、それぞれあらすじや公開情報を紹介する。

『Spider-Man』

『Spider-Man』

出典:Amazon

サム・ライミ監督のスパイダーマンシリーズ1作目。マーベルコミックの『スパイダーマン』を映画化した作品だ。

いじめられっ子のピーター・パーカーは、スーパースパイダーと呼ばれる遺伝子操作されたクモに噛まれ、超人的な能力を得ることに。自らの過失で叔父を殺されたパーカーは、スパイダーマンとして悪と戦うことを決意する。

公開日(日本)2002年5月11日
上映時間121分
監督サム・ライミ
脚本デヴィット・コープ
出演者トビー・マグワイヤ、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンストほか

『Spider-Man 2』

『Spider-Man 2』

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サム・ライミ監督のスパイダーマン3部作の2作目。第77回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞した。

前作から2年後の物語。スパイダーマンとしての活動と私生活の両立に疲弊していたパーカーであったが、人工知能に支配されてしまった天才科学者のオットー・オクタビアスを止めるために戦う。

公開日(日本)2004年7月10日
上映時間127分
監督サム・ライミ
脚本アルヴィン・サージェント
出演者トビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコほか

『Spider-Man 3』

『Spider-Man 3』

出典:Amazon

サム・ライミ監督のスパイダーマン3部作の最終作。それまでの最高額『キング・コング』の2億ドルを上回る2億5800万ドルが制作費として投じられた。

前作から数カ月後の物語。恋人へのプロポーズを考えるピーターであったが、父を殺されたと思い込んでいた親友のハリー・オズボーンに襲撃される。

公開日(日本)2007年5月1日
上映時間139分
監督サム・ライミ
脚本アルヴィン・サージェント、アルヴィン・ライミ、サム・ライミ
出演者トビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコほか

『The Amazing Spider-Man』

『The Amazing Spider-Man』

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映画『スパイダーマン』のリブート(再始動)作品。3D撮影され、世界に先駆けて日本で公開された。

父の死の真相を探っていたピーター・パーカーは、オズコープ社の公開実習に参加。遺伝子組み換えをされたクモに噛まれて驚異的な身体能力を手に入れ、人体実験でトカゲの怪物「リザード」となってしまった博士と戦う。

公開日(日本)2012年6月30日
上映時間136分
監督マーク・ウェブ
脚本ジェームズ・ヴァンダービルト、アルヴィン・サージェント
スティーヴ・クローヴス
出演者アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンスほか

『The Amazing Spider-Man 2』

『The Amazing Spider-Man 2』

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アメイジングスパイダーマンシリーズの完結編。全編ニューヨークで撮影された。

不治の病に侵された親友のハリー・オズボーン。スパイダーマンの血液を利用した治療を要請するが、危険と判断したピーターに断られ、無茶な治療を試みることに。その結果、グリーン・ゴブリンとなってしまう。

公開日(日本)2014年4月25日
上映時間142分
監督マーク・ウェブ
脚本アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー
出演者アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン
ジェイミー・フォックスほか

『Spider-Man:Homecoming』

『Spider-Man:Homecoming』

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実写映画『スパイダーマン』の2度目のリブート(再始動)作品。マーベル・シネマティック・ユニバースの16作目。日本語吹き替え版の主題歌は、関ジャニ∞の『Never Say Never』である。

ピーター・パーカーはアベンジャーズの内戦時にトニーに見いだされ、最新鋭のスーツを着てスパイダーマンとなる。アベンジャーズのメンバーに入りたいパーカーは忠告を無視して1人で敵に立ち向かい、スーツを取り上げられてしまう。

公開日(日本)2017年8月11日
上映時間133分
監督ジョン・ワッツ
脚本ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリーほか
出演者トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴローほか

『Spider-Man:Far From Home』

『Spider-Man:Far From Home』

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マーベル・シネマティック・ユニバースの23作目。日本語吹き替え版の主題歌は、凛として時雨の『Neighbormind』である。

サノスとの戦いに勝利してから8カ月。ヨーロッパ全土で自然災害を引き起こしている怪物を止めるため、パーカーはフューリーからアイアンマンの後継者に指名される。

公開日(日本)2019年6月28日
上映時間129分
監督ジョン・ワッツ
脚本クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演者トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤほか

過去作をおさらいして『Spider-Man:No Way Home』を楽しもう

『Spider-Man: No Way Home』には過去シリーズのスパイダーマン(ピーター・パーカー)が登場するため、過去の作品をおさらいすることでより楽しめるだろう。先輩スパイダーマンの2人だけではなく、過去作でヴィランを演じた俳優たちも出演している。また、マーベル・シネマティック・ユニバースの物語ともつながりがあるため、時間のある人はMCUシリーズから追ってみるのもおすすめだ。ストーリーをおさらいして、最新作を楽しもう。

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Text by NewSphere 編集部