実写映画『アラジン』のあらすじやキャストは?アニメ版との違いも解説
2019年に発表された映画『アラジン』は、1992年のディズニーのアニメ映画『アラジン』の実写版リメイク作品である。興行収入は日本で120億円、世界で1,000億円と大ヒットを記録した。『アラジン』は現在ディズニープラスで配信されている。
本記事では『アラジン』のあらすじやキャスト、実写版とアニメ版の違いについて詳しく解説していく。
目次
実写版映画『アラジン』とは
実写版映画『アラジン』について、概要やあらすじを以下にまとめた。
『アラジン』の基本情報
『アラジン』の基本情報の一覧を以下に紹介する。
作品名 | アラジン |
原題 | Aladdin |
ジャンル | ミュージカル・ファンタジー |
監督 | ガイ・リッチー |
脚本 | ジョン・オーガスト |
製作 | スコット・ルーフウィリアム・タイトラー |
出演者 | ダン・リンジョナサン・アイリヒ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開日 | アメリカ:2019年5月24日 日本:2019年6月7日 |
興行収入 | アメリカ:約3億5千万ドル 日本:約121億円 |
主題歌 | 『ホール・ニュー・ワールド』(A Whole New World) |
配信 | ディズニープラス(※2023年6月時点) |
『アラジン』のあらすじ
主人公アラジンは、アグラバーという街で猿のアブーとともに暮らす貧しい青年だ。いつも市場で盗みを働いていたが、変装した王女ジャスミンと出会い惹かれてゆく。
国務大臣のジャファーの言いつけで魔法のランプを取りに行ったアラジンは、ランプの魔人ジーニーと出会う。ジーニーは、ランプをこすって願い事を言えば3つ叶えてくれると言う。
アラジンは1つ目の願いを使って架空の国の王子として服装や名前を変え、王宮のジャスミンのもとへ向かう。
実写版映画『アラジン』のキャラクターや吹き替えキャスト
実写版『アラジン』に登場する主要キャラクターや、日本語版の吹き替えを担当したキャストを紹介する。
アラジン(役:メナ・マスード)
本作の主人公で、アグラバーに暮らす貧しい青年である。盗みを働いて暮らしているが、ジャスミンと恋に落ちたことで変化していく。アニメ版と比べると、気弱で不器用なキャラクターとして描かれている。
アラジン役のメナ・マスードは、本作で一躍有名になった。
名前 | メナ・マスード |
国籍 | カナダ |
生年月日 | 1991年9月17日 |
代表作 | 『スキャンダル〜人生のターニングポイント〜』(2019年) 『ストレンジ・アフェア』(2019年) |
日本語吹き替えは中村倫也が演じている。アラジンの主題歌『ホール・ニュー・ワールド』の歌声が素晴らしかったことが抜擢の理由だ。劇中でも、ヒロイン役の木下晴香と抜群のハーモニーを聴かせてくれる。
名前 | 中村 倫也(なかむらともや) |
生年月日 | 1986年12月24日 |
代表作 | 『凪のお暇』(2019年) 『美食探偵 明智五郎』(2020年) 『ファーストラヴ』(2021年) |
ジーニー(役:ウィル・スミス)
ランプの魔人で、青い肌をしており上半身は裸である。3つまで願いを叶えてくれる。
アニメ版と比べてやや皮肉屋な点が特徴だ。数メートルの巨体だが、人間のように姿を変えることもできる。ジャスミン達の前では、アラジン扮するアリ王子の従者として振る舞う。
ウィル・スミスが演じたことで話題になったが、じつは青い肌はすべてCGだと告白している。
名前 | ウィル・スミス |
国籍 | アメリカ |
生年月日 | 1968年9月25日 |
代表作 | 『インデペンデンス・デイ』(1996年) 『メン・イン・ブラック』(1997年) 『アイ・アム・レジェンド』(2007年) |
日本語吹き替えは山寺宏一が演じている。アニメ版のジーニーの吹き替えを担当していたことや、多くの映画作品でウィル・スミスの吹き替えを担当していることから、誰もが納得のキャスティングだ。
名前 | 山寺 宏一(やまでらこういち) |
生年月日 | 1986年12月24日 |
代表作 | 『それいけ!アンパンマン』(1988年) 『マスク』(1994年) 『シュレック』(2001年) |
ジャスミン(役:ナオミ・スコット)
アグラバーの王女でありヒロインである。他国の王子と結婚させようとする父や、武力で他国を支配しようとする国務大臣・ジャファーに反発する。アニメ版と比べ、宮殿の外へ出られないコンプレックスが強く描かれている。
ナオミ・スコットはアラジン役のメナ・マスード同様、本作でジャスミン役を演じたことで有名になった。
名前 | ナオミ・スコット |
国籍 | イギリス |
生年月日 | 1993年5月6日 |
代表作 | 『パワーレンジャー』(2017年) 『チャーリーズ・エンジェル』(2019年) |
日本語吹き替えは木下晴香が演じている。もともとミュージカル女優として活躍していた。中村倫也と歌う『ホール・ニュー・ワールド』で、NHK紅白歌合戦の特別枠にも出場を果たした。
名前 | 木下 晴香(きのしたはるか) |
生年月日 | 1999年2月5日 |
代表作 | 『ロミオ&ジュリエット』(2019年) 『アナスタシア』(2020年) |
実写版映画『アラジン』はひどい?アニメ版との違い
アニメ版『アラジン』を見た人は、実写版がアニメ版とどう違うのか気になるはずだ。「実写版はひどい」との噂もあるが、決してそんなことはない。ここでは、実写版とアニメ版の違いについて3つ解説する。
新キャラクターが登場する
実写版にはジャスミンの侍女ダリア、宮殿衛兵のハキーム、ジャスミンの花婿候補のアンダース王子などが登場する。これによって、アニメ版からさらに話に深みが増している。
ダリアとジーニーのロマンスも描かれているため、アニメ版にはない展開に注目だ。
ジャスミンが自立的な女性として描かれている
これまでのディズニーのプリンセスたちは「王子さまを待っている」タイプが多かったのに対し、ジャスミンは自ら宮殿を飛び出し、外の世界を知りたいと願う。さらに実写版では、自分が次の国王になることを強く望んでいる。
「国王になるのは男性」という慣習を破り、女性の地位向上を願う自立的な女性として描かれているのが印象的だ。
気候や文化を意識した衣装デザインになっている
アニメ版の『アラジン』は上半身裸にベストを羽織っていたが、実写版ではシャツを着用している。同様にジャスミンもお腹周りを隠し、露出を減らしている。
これは砂漠の気候では昼は日焼け、夜は低体温症の危険があることや、ジャスミンの母が東南アジアの出身であるという設定から南部インドの服装文化を取り入れたためである。
実写版映画『アラジン』が観られるサイト
出典:ディズニープラス
2023年6月現在、実写版映画『アラジン』が見られる動画配信サービスはディズニープラスのみである。HuluやAmazon Primeでは配信していないので注意が必要だ。
ディズニープラスなら月額990円(税込)でディズニーを中心とした2万作品以上が楽しめる。もちろんアニメ版の配信もあるため、実写版と見比べてみるのもおすすめだ。
実写版映画『アラジン』とアニメ版の違いを楽しんでみよう
誰もが知っている名作『アラジン』が実写映画になると知り、驚いた人も多かったかもしれない。CGの技術が発展したため、青い肌のジーニーや空飛ぶ魔法のじゅうたんも違和感なく楽しめるようになった。
実写版映画にはアニメ版にはないキャラや展開が多数登場するため、アニメ版を知っている人も新鮮な気持ちで楽しめるだろう。もし実写版『アラジン』が気になったら、ぜひチェックしてみてほしい。
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