サグラダ・ファミリアの隠れた5つの謎と秘宝 主任司祭が特別案内
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サグラダ・ファミリア大聖堂には、砂の城を思わせる尖塔や、豊かな植物のように彫刻された石材、万華鏡のような内装など、数々の見どころがある。その中には、一見すると見過ごしてしまいそうな宝物も隠されている。バルセロナが誇る世界的なランドマークでは、日頃から礼拝に訪れる信者でさえ、その美しさに圧倒されることがある。
サグラダ・ファミリアの主任司祭で教区活動を統括するカタルーニャ出身のジョゼップ・トゥルル神父は、AP通信のために特別な案内役を務め、10日夜に予定されている教皇レオ14世のミサを前に、自らお気に入りの場所を紹介した。
「サグラダ・ファミリアの特徴の一つは、何度訪れても見尽くすことができない点だ」とトゥルル神父は語る。「私はこの8年間、主任司祭を務めてきたが、今でも毎日新しい発見がある」
1. ファサードに刻まれた謎
毎朝、トゥルル神父は精巧な装飾が施された大聖堂のファサード(正面外壁)に目を向ける。そこには数多くの宗教的な場面やシンボルが描かれており、キリスト教の基礎知識があれば理解できるものもあれば、教会には似つかわしくないほど神秘的で驚かされるものもある。
西側にある「受難のファサード」は厳しい印象を与える。人物像は苦悩に満ち、角張った姿勢で体をこわばらせている。これはキリストが最期の日々に味わった苦痛と苦悩を表現するため、建築家アントニ・ガウディが「まるで骨でできているかのように、過酷で残酷なもの」として構想したものだ。
ガウディの死から数十年後、彫刻家ジョゼップ・スビラックス氏は遊び心のある要素を加え、このファサードの重苦しさを和らげた。中央の扉の上にはガウディ本人の姿があり、カルヴァリの丘へ十字架を背負って向かうイエスを見つめている。そして、裏切りの直前にイエスへ口づけするユダのそばには、数独のような数字のマス目がある。
この「魔方陣」はキリストの死の必然性を象徴している。数字を縦横斜めのどの方向に足しても、イエスが十字架にかけられた年齢である「33」になる。
さらに視線を移し、ペトロがキリストを否認する場面を見ると、もう一つの謎が現れる。小さな四角い迷路だ。トゥルル神父によると、これは人が道を見失ったと感じる時こそ神への信仰を持ち続けるべきだという教えを表している。
2. 塔の頂に宿る豊穣の角と本物の猛禽類
ミサの後、教皇レオ14世は屋外に出て「イエス・キリストの塔」を祝福する予定だ。この塔が昨年10月に高さ世界一に到達したことで、サグラダ・ファミリアは世界で最も高い教会建築となった。
大聖堂の高層部には自然をモチーフにした装飾があふれている。ペトロがキリストを否認した際に鳴いた雄鶏や、ガーゴイルの役割を果たす爬虫類、尖塔の頂を飾る豊穣の角を思わせる果物の装飾などが並ぶ。
さらに本物の動物も暮らしている。聖ヤコブに捧げられた塔にはハヤブサの一家が巣を構え、ハトを追い払うだけでなく、その糞害も防いでいる。
この大聖堂は、1970年代に市内から姿を消したハヤブサを再び定着させるための理想的な場所の一つとして選ばれた。かつてこの周辺は、市内で最後までハヤブサが営巣していた場所の一つだったからだ。ハヤブサは20年以上にわたり、この大聖堂で繁殖を続けている。
トゥルル神父は、この俊敏な猛禽類について「自然の生命の循環を取り戻している」と語った。
3. 地下に眠るガウディの地下聖堂(クリプト)
ステンドグラスを通して差し込む色鮮やかな光に見入り、自撮りの撮影場所を探し、ツアーガイドの説明に耳を傾ける年間数百万人の来訪者にとって、トゥルル神父が「精神的な心臓部」と呼ぶ場所は見過ごされがちだ。そこへ行くには控えめな側面入口を通り、階段を下りなければならない。
地下には、はるかに小さく親密な雰囲気の礼拝堂がある。そこでは数十人の信者が静かにミサに参列しており、信仰の営みが観光客の喧騒を寄せ付けない空間となっている。
敬虔(けいけん)なカトリック教徒だったガウディが眠るのもこの場所だ。壁際のくぼみに設けられた質素な墓に埋葬されている。ガウディは路面電車にはねられ、ちょうど100年前のこの日に亡くなった。
「人々は彼の執り成しを求めてここを訪れる」とトゥルル神父は床に埋め込まれた墓を指し示しながら語った。「だからこれほど多くのロウソクが灯されている。人々が彼を信頼しているからだ。ガウディの墓で祈りを捧げ、その恩恵を受けた人は数多い」
バチカンでは、ガウディを最終的に聖人とするための手続きが数十年にわたって進められている。2025年に教皇フランシスコがガウディを「尊者」と認定したことで、今後はガウディの執り成しによる奇跡が認定されれば列福され、さらに2つ目の奇跡が認められれば列聖されることになる。
大聖堂側は教皇に対し、訪問中にガウディの墓で祈りを捧げることを提案しているが、実現するかどうかはまだ分かっていない。
4. 聖水盤となった貝殻
上階へ戻る前、トゥルル神父は聖水盤として使われている巨大な貝殻の前で足を止めた。石造りではなく、本物の貝殻だという。ガウディはフィリピン産のこの貝殻を錬鉄で囲み、柱に取り付けたという。
自然界がガウディの設計や装飾に大きな影響を与えたことに触れながら、トゥルル神父は「ガウディは常に自然を手本としていた」と語った。
5. 教皇にふさわしい控室
曲がりくねった階段を上った先には、陽光が差し込む小部屋がある。そこには精巧な鉄細工が施された独立型のオーク材のキャビネットが2つ置かれている。ガウディの設計によるもので、大聖堂の最も貴重な聖遺物や重要な祭服が保管されている。中には、2010年に教皇ベネディクト16世がサグラダ・ファミリアを聖別した際に着用したカズラ(ミサで聖職者が着る祭服)も含まれる。
教皇レオ14世も、この部屋で今回のために特別に仕立てられたカズラに着替える予定だ。
トゥルル神父によると、この祭服にはその日の重要性を象徴する意匠や、最近設置された「イエス・キリストの十字架」にちなんだデザインが盛り込まれるという。ただし、現時点で明かせるのはそこまでだ。「秘密にしておかなければならないこともある」という。
By JOSEPH WILSON Associated Press




