◆燃えるようなファイアーレッドの裏には、エコな製作工程
　系列誌の米『グラマー』は、米ファッション誌による情報をもとに、アナザートゥモローの「ボウ・ブラウス」540ドル（約7万8000円）、および「クラシック・トローザーズ」590ドル（約8万5000円）を組み合わせたと紹介している。カラーはどちらも「ファイアーレッド」となっている。

　上下のファッションは美しいだけでなく、エコな一面もあるようだ。ヴォーグ誌は、「強力なエコ証明書付きだ」と表現している。アナザートゥモローは、森林保護に貢献するFSC認証を取得した原料など、持続可能な方法で素材を調達している。さらに同社は、サプライチェーンに関わるすべての労働者の賃金水準を保障している。環境保護を訴えるメーガン妃だが、プライベートジェットを多用しているとして批判もあった。だが、ファッションブランドの選定では気を配っているようだ。

◆「より良い未来を」　スピーチにも喝采
　ヴォーグ誌は、メーガン妃がこの夏、数々のスマートなワークウェアで人々の目を楽しませてきたと振り返っている。ニューヨークでの国連総会に出席した7月18日には、ジバンシィのブラックのウェアなど、1日に3着ものファッションを披露して話題を呼んだ。8月にはスポティファイで自身のポッドキャスト『アーキタイプス』をスタートし、清涼感あるセリーヌのブラウスを披露している。今回のマンチェスターでのファッションは、季節の移り変わりを意識したものとなった。ヴォーグ誌は「秋らしい色の選択」だったとしている。

　ルックスだけでなく、壇上から若い参加者たちに呼びかけた言葉も完璧だったようだ。未来のリーダーを育む「ワン・ヤング・ワールド・サミット」の参加者たちにメーガン妃は、まずはイギリスに戻ってくることができて嬉しい、と切り出した。コスモポリタン誌は、メーガン妃が続けて若きリーダーたちに対し、「より良い未来を創造」し、「歴史にその存在を刻む」よう呼びかけ、大きな拍手を浴びたと伝えている。

　メーガン妃とヘンリー王子は9月に3つのチャリティーイベントに出席するため欧州を訪れ、イギリスに次いでドイツを訪問した。

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