帰国のヘンリー王子、「車で2分」のウィリアム王子に会う予定なし=情報筋

ヘンリー王子夫妻(6月3日)|Matt Dunham / AP Photo

◆「目と鼻の先」まで近づくも、再会の予定なし
 テレグラフ紙によると二人の王子は、約1年間も顔を合わせていないようだ。二人が最後に会ったのは昨年夏、ケンジントン宮殿で行われた亡き母・ダイアナ妃の銅像の除幕式だったとみられる。一方、9月のイギリス訪問でヘンリー王子夫妻が滞在するとみられるフロッグモア・コテージは、ウィリアム王子夫妻が近く入居するアデレード・コテージまで目と鼻の先であり、再会の好機だ。それでも二人が面会する予定はないのだという。

 デイリー・メール紙は、両者の滞在先は車でわずかな距離だと報じている。ウィリアム王子夫妻の新居となるアデレード・コテージはウィンザー城から徒歩10分の距離に位置し、ヘンリー王子夫妻のフロッグモア・コテージからは「車でわずか2分」の距離となる。アメリカから一時帰国してなお、それでも互いに顔を合わせないという二人の王子の間には、物理的な距離以上に大きなわだかまりが横たわっているようだ。

◆少年期には良好な関係がみられた二人
 息子たちの不仲に関し、二人の父であるチャールズ皇太子は相当に悩んでいるようだ。英エクスプレス紙(8月16日)によると、イギリスで放送されている昼の情報番組『ディス・モーニング』にて、王室に詳しいジャーナリストのカミラ・トミニー氏がチャールズ皇太子の心情を代弁した。二人の険悪な関係について聞かれたトミニー氏は、チャールズ皇太子が「息子たちをどちらも愛しているため、間に立たされて本当に心を痛めている」と説明している。トミニー氏は、故・ダイアナ妃の葬儀で二人が並んで歩いていた姿を回想し、四半世紀が経ついま「二人がかつてほど親しくないことは本当に悲しい」との心情も吐露した。

 なお、父子の関係は決して悪くないようだ。デイリー・メール紙は、ヘンリー王子夫妻が4月にオランダに訪れた際にイギリスを経由し、チャールズ皇太子とエリザベス女王に密かに会っていたと報じている。

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Text by 青葉やまと