「検査がいつもと違った」ジャンプ失格続出、選手・関係者はどう見た?

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 北京五輪のスキージャンプ混合団体で、日本の高梨沙羅選手を含む5人の選手がスーツの規定違反と認定され失格になった。これに対し選手やコーチなど関係者から批判の声が上がっている。メダル候補のチームが脱落または下位に甘んじる波乱の展開となったこともあり、意図的だったのではという憶測まで出ている。

◆ルール厳し過ぎ? 強豪国ばかり失格
 失格となったのはドイツ、オーストリア、日本、ノルウェーという国際大会における上位常連国の女子選手ばかりだった。スキージャンプでは、ユニフォームが空中で翼の役割を果たし、選手を有利にすることがないよう、厳しい採寸ルールを守ることが求められている。体の測定値に対して2センチ(ただし前袖丈と前股丈は4センチ)の許容範囲内でなければ失格になる可能性があり、スーツ規定違反自体はまれではない。(カナダ、ナショナル・ポスト紙

 もっとも、1つの大会でこれほど多くの失格者が出るのは珍しいとAFPは述べる。失格となったノルウェーのアンナ・オーディン・ストロム選手によれば、スーツの検査はいつもと違った方法で行われ、少し変に感じたとしている。ドイツのノルディック競技の責任者ホルスト・ヒュッテル氏は、今回の事件は笑えないパロディだとし、スキージャンプの4大国にこんな突拍子もないことが起こるのかと不信感を示した(ロイター)。

Text by 山川 真智子