今年は『どうぶつの森』 過去にマリオ、FF7など「世界ビデオゲームの殿堂」入り作品
◆2017年
ドンキーコング
Halo: Combat Evolved
ポケットモンスター 赤・緑
ストリートファイターII
2017年は殿堂入りの4作品中、3作品を日本産タイトルが占めた。そのうち家庭機でも人気のドンキーコングは、実はアーケード版でデビューしている。1981年ごろ、任天堂は日本の作品をそのままアメリカに輸出していたが、売れ行きは雀の涙ほどだった。ところが、当時まだ名もない社員だった宮本茂氏がドンキーコングのアーケード版を制作し、これが大ヒットする。ドンキーコングが恋人をさらうというストーリーがついているのもアーケード機としては革新的だったようだ。ほか、ポケモンにストIIと、日本でもお馴染みの計3作が殿堂入りしている。
◆2018年
ファイナルファンタジーVII
John Madden Football
Spacewar!
トゥームレイダー
名作揃いのファイナルファンタジー・シリーズのなかでも、FF7はとくに思い入れのあるプレイヤーも多いのではないだろうか。1994年にプレイステーションで発売されると、当時としては革新的だった3Dグラフィックで大きな話題となった。アメリカでJRPGが広く認知されるきっかけとなった、歴史的に意義深いタイトルでもある。
◆2019年
コロッサル・ケーブ・アドベンチャー
Microsoft Solitaire
Mortal Kombat
スーパーマリオカート
現在でも根強い人気を誇るマリオカートだが、その登場は1992年のスーパーファミコン版にまでさかのぼる。マリオの世界の人気キャラクターが集い、オリジナル版でもすでにピーチやクッパも含めた8キャラクターが用意されていた。相手を狙う甲羅やスリップさせるバナナなど、思わずプレイに熱中してしまう意地悪なアイテムも初版から導入されている。
◆2020年
Bejeweled
センティピード
King’s Quest
マインクラフト
2020年はこれまでに唯一、日本産タイトルが殿堂入りを逃した年となった。受賞作は国内でも知名度のあるさすがの顔ぶれだ。スマホゲームで一世を風靡したパズルゲーム『Bejeweled(ビジュエルド)』や、ブロックを積み上げてオリジナルの世界を構築する『マインクラフト』などが選ばれている。惜しくも選に洩れたものの、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が最終選考まで残った。
海外のタイトルが日本の私たちの心を躍らせるのと同じように、私たちが子供時代から親しんだ国産タイトルも海外で広く愛されているようだ。
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