日本の「熱意ある社員」は5%、世界最下位 米ギャラップ調査
◆世界のトレンドは「静かなる退職」
調査によると、職場との関わり方を「仕事で成功している」「静かな退職状態にある」「不満を述べて辞めていく」の3つに分別した場合、「静かな退職状態」の従業員が圧倒的に多く、59%を占める結果となった。
このような「静かな退職」状態の人々についてギャラップは、リーダーやマネージャーの接し方次第では、成長軌道に乗る可能性があると説く。従業員の多くは、「対話し、励まし、鼓舞してくれるのを待っている」状態だという。部下との関わり方を少し変えるだけで、生産的なチームメンバーに変えることができると同社は強調する。
こと日本の従業員からは、上司とのコミュニケーション不足や具体的な指示の欠如に悩んでいるとの声が多く聞かれたという。多くの部下は、上司のマネジメント能力の欠如や、仕事への具体的な説明がないことに不満を感じている模様だ。
長年の勤務が前提となる日本の職場だけに、信頼の置ける上司を求める声は強いようだ。
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