日本の「熱意ある社員」は5%、世界最下位 米ギャラップ調査
◆仕事を楽しんでいるのは4人に3人
調査ではまた、日本の76%の人々が仕事を楽しんでいると回答した。4人に3人にあたる数字は良好にも思えるが、世界的には高い方ではないのだという。2022年に調査対象となった142ヶ国中、下位3分の1に位置し、G7諸国では最も低い結果だとギャラップは指摘する。
一方、日本の職場におけるストレスは、必ずしも突出して高くないようだ。日本の労働者の42%が日々のストレスを感じていると回答したが、世界平均(44%)と比較して2ポイント低い結果となっている。
もっとも、世界に目を向ければ、職場に熱意を抱けないのは日本だけではないようだ。国際的に「静かな退職」が増えているという。静かな退職とは、実際に退職しないものの会社との間に溝を感じており、最低限の仕事を淡々とこなすのみで生産性が低い状態を指す。