米誌「今年の10台」に日本車8台 ブランドランキングも日本勢が1位2位を独占
◆ブランド別評価でも好調の日本メーカー
CR誌はまた、ブランド別ランキングを同時に発表した。これはテスト対象モデルの全スコアをもとに、ブランド別の平均点を割り出したものだ。1位となったのはスバルで、全ブランド中唯一80点オーバーをマークしている。ほか、評価対象となった日本ブランド9つのうち、6つがトップ10入りを果たした。
32ブランド中、上位10ブランドは次のようになった。カッコ内は100点満点での得点を表す。CR誌は内部的に少数第2位までの精度でスコア付けをしているため、同じ数字でも順位には差がある。
1位:スバル(81)
2位:マツダ(78)
3位:BMW(78)
4位:ホンダ(77)
5位:レクサス(77)
6位:アウディ(75)
7位:ポルシェ(74)
8位:ミニ(74)
9位:トヨタ(74)
10位:インフィニティ(72)
なお、残念ながら一部の日本ブランドはトップに食い込むことができなかった模様だ。全32ブランド中、アキュラは12位(72点)、日産はほぼ折り返し地点の15位(68点)となり、三菱は30位(49点)という結果になった。
スバルやマツダなどが上位入りしたことを受け、CR誌のフィッシャー氏は「スバルやマツダ、ホンダといった主流のブランドがこれほどまでに力強い成績を残したことは驚きです。つまり消費者としては、安全・満足・信頼できるクルマを買うのに、ラグジュアリーなブランドで散財しなくても良いということなのです」とコメントしている(AARP)。
もちろん高級車にはそれなりの良さがあるとはいえ、ランキングにより日本車の信頼性が改めて示されたと言えそうだ。