トップ4を日本勢が独占 「40万キロ」まで走る可能性が高い車ブランド 米調査
Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.
25万マイル(約40万キロ)という長距離まで走る可能性が高いのは、どのメーカーの車なのか。アメリカの自動車調査サイト『iSeeCars』が3億9500万台以上の車両データを分析したところ、トヨタがトップとなった。さらに2〜4位も日本ブランドが占め、日本勢の強さが際立つ結果となった。
◆トップ4を日本勢が独占 トヨタは平均の3.7倍
iSeeCarsが9日に発表した調査によると、トヨタ車が25万マイル以上走る確率は19.7%と推計され、調査対象となった33ブランドのなかでトップだった。全ブランド平均の5.4%と比べると3.7倍に達する。
2位はレクサスの14.4%、3位はホンダの13.3%、4位はアキュラの9.5%で、上位4ブランドを日本勢が独占した。日本以外で最上位だったのは5位のGMCで5.8%。6位にはマツダが5.3%で入った。
以下、リンカーン4.7%、ラム4.2%、フォード4.1%、キャデラック3.9%と続く。ほかの日本勢では、日産が3.4%で12位、スバルが2.8%で14位、インフィニティが2.5%で17位、三菱が0.8%で22位だった。
全ブランド平均の5.4%を上回ったのは33ブランド中わずか5ブランドで、そのうち4つが日本ブランドだった。
iSeeCarsのエグゼクティブアナリスト、カール・ブラウアー氏は、25万マイルという距離はどの車にとっても到達するハードルが非常に高いと指摘。そのうえで、トヨタ、レクサス、ホンダ、アキュラは単にランキング上位に並んだだけでなく、平均的な車と比べてもこの距離まで走る可能性が大幅に高いとしている。
◆高級ブランドだから長く走るとは限らない
興味深いのは、高級ブランドだからといって25万マイルまで走る可能性が高いわけではないことだ。
高級ブランドだけを見ると、レクサスが14.4%でトップ、アキュラが9.5%で2位となった。3位はリンカーンの4.7%、4位はキャデラックの3.9%。高級ブランド全体の平均は3.4%で、大衆ブランドの平均5.8%を下回った。
一方、メルセデス・ベンツとボルボはともに2.6%、BMWとアウディは0.5%、ランドローバーは0.4%、ポルシェは0.3%だった。ジャガーとマセラティは0.0%となっている。
ただし、これらの数字をそのまま車の品質や「壊れにくさ」の差と考えることはできない。
ブラウアー氏は、高級車が実際にどの程度走行されているのかを考慮する必要があると説明している。例えばポルシェの数値が低いのは、品質や耐久性というより、オーナーが車を走らせる距離が短いことを反映している面が大きいという。
◆「40万キロ到達」の可能性を3億9500万台超から推計
今回のランキングは、現在走っている車のうち、実際に25万マイルを超えた車の割合を単純に数えたものではない。
iSeeCarsは3億9500万台を超える車両データを分析し、それぞれの車齢における平均走行距離を算出。そのデータを基に独自のモデルを構築し、各車種が25万マイルなどの走行距離に到達する確率を推計した。
さらに車種と世代ごとに算出した結果を、実際に道路を走っている台数を考慮してブランドごとに集計した。大型車や十分なデータが得られなかったモデルは分析から除外されている。
つまり、故障率や耐久試験の成績を直接比較したランキングではなく、実際の走行状況を基に「どこまで長く走る可能性があるか」を推計したものだ。その点には注意が必要だが、25万マイルという極めて長い走行距離への到達可能性では、トヨタを筆頭とする日本ブランドが突出する結果となった。




