スズキ「ジムニーXL」、オーストラリアの評価まとめ 各メディアがあげる長所と短所
スズキが海外で販売するコンパクトSUV「ジムニー5ドア」が、「ジムニーXL」としてオーストラリアにも登場する。日本では軽規格のジムニー シエラが販売されているが、ジムニー5ドア(XL)では全長を拡大し5ドア仕様とした。
価格は3万4990豪ドル(約339万円、諸費用除く)からで、75kW・130Nmの1.6リットル4気筒ガソリンエンジンを搭載する。レトロなオフロードカーのデザインに、大容量211リットルのラゲッジスペースと悪路での実用性を組み合わせた。オーストラリアの自動車メディアの評価はどうなっているだろうか?
◆快適で手頃なオフロード車
豪自動車メディアのカー・エキスパート(12月6日)は、総合評価8.3/10と高いスコアを贈っている。うち「目的への適合性」は満点の10、「お買い得度」は9と、手頃にアウトドア指向の1台を入手できる点が評価された。
快適性・利便性の高さも好材料だ。豪カーズ・ガイド誌は、「3ドア版のジムニーに欠けていた実用性、居住性、荷室スペースが備わった。優れたオフロードとしての『楽しい要素』もそのままで、小型版よりかわいさは抑え気味だが、見た目もレトロでグッドだ」と評価する。アドベンチャースコアは4/5点とした一方、オンロードでは重さを感じることから、日常ドライバー・スコアは3.6/5となった。
豪ウィッチ・カー誌(12月6日)は、広いラゲッジスペースとより快適になった居住空間にひかれたジムニーファンならば、「(記事を)読むのをやめて、今すぐ最寄りのスズキ・ディーラーに行くべきだ。すでに9ヶ月待ちだ」としている。快適性に7.5/10を与える一方、安全性とエンジン性能は6.0と厳しめの評価となった。同誌による総合スコアは7.0/10だ。
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