「素晴らしい技術作品」ホンダ シビックe:HEV、英誌も目を見張るバランスの良さ

本田技研工業

 日常生活の相棒として通勤や買い物を支えるホンダ シビックに7月1日、新型「シビック e:HEV」が登場した。年内発売を予定しているイギリスでも自動車専門誌によるレビューが出始めており、旧モデルから大幅に向上したデザイン性が好評だ。従来の弱点を克服した、高速道路での力強い走りも見逃せない。

◆キャビン空間に大きな改善
 大きく改善された新型シビック e:HEVについて、英自動車番組『トップ・ギア』(6月28日)は、「2022年の新型ノームコア・カー(流行に左右されない、「普通」を突き詰めたクルマ)としては、最も大きな飛躍を遂げている可能性が相当に高い」とし、顕著な改善を評価している。同誌は既存モデルのシビックに関して、「一定の活気良さはあるが、旧型のディスプレイとダサいスイッチ類にまみれた、ほとんど素人レベルのインテリア」だったとかなり厳しくコメントしている。一方で新型は、「クリーンで落ち着きがある」デザインに加えてキャビン内のフットスペースにも余裕が生まれ、「旧モデルからサッカー場サイズの飛躍を遂げた」との評価だ。

 内装の改善により、運転もいっそう快適なものとなりそうだ。英テレグラフ紙(6月28日)は「フロントシートは快適で、低めでホールド感がある」と述べている。Aピラーが比較的細いため、視界も良好だという。

Text by 青葉やまと