シビックベースで生まれ変わったホンダ『HR-V』 米誌感嘆「最も進歩したSUV賞にふさわしい」
◆コンパクトSUVとしては驚きの静音性
一方で、エクステリアよりも走行感のアップグレードに注目する向きもある。 CNET(6月21日)は外観を「非常に醜い」と切り捨てる一方、「走り出してまず驚いたのは、HR-Vがいかに静かであるということだ」と述べ、小型SUVとは思えないほどの静音性だとコメントしている。「路面とタイヤのノイズはほぼなく、このクラスとしては非常に印象的」とのことだ。ノイズの目立った先代と比べると嬉しい改善であり、このあたりも高級感を感じさせる要因になっていると言えそうだ。一方、2.0リットル直列4気筒とCVTのパワートレインはHR-Vの最大の弱点であり、坂道の加速では「イライラするほどに遅い」としている。
カー&ドライバー誌も「HR-Vのパワートレインにはいまだ満足できない」と述べており、躍動感の不足という弱点は持ち越しとなった。
◆アメリカで発売中 日本でも年内登場
ホンダ HR-V新型は現在アメリカで発売中だ。ベース価格は「LX」で2万4895ドル(約338万円)、「スポーツ」で2万6895ドル(約365万円)、「EX-L」で2万8695ドル(約389万円)となっている。日本でも2022年中に「ZR-V」の名で発売予定だ。
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